ハワイの人気おすすめゴルフ場11選 料金相場も紹介

ハワイの人気おすすめゴルフ場11選 料金相場も紹介

更新日:2024/06/27

ハワイは、一年中気候が安定しているため、ゴルフをプレーするのに最適です。オアフ島だけで30か所以上ものゴルフコースがあり、初心者向けのコースからハワイならではの自然を存分に堪能できるコースまで揃っています。この記事では、ハワイでゴルフをする際の基本情報や各島のゴルフ場・ゴルフコースを紹介。爽やかな風に吹かれながら、ハワイでのゴルフを満喫しましょう。

ハワイのゴルフ場の基本知識

ハワイにある主なゴルフコースの種類と、事前に知っておきたいハワイでのプレースタイルを紹介します。

ハワイのゴルフ場の種類

ハワイのゴルフコースは大きく分けて、“パブリックコース”、“リゾートコース”、“プライベートコース”、“ミリタリーコース”、“市営コース”の5種類。コースによって利用条件や料金が異なるため、事前に違いを把握しておきましょう。なお、観光客が利用しやすいコースは、誰でも気軽にプレー可能なパブリックコース、ハワイのリゾートホテルに宿泊するとお得にプレーできるリゾートコースです。

パブリックコース

パブリックコースは、誰でも利用可能な公共のゴルフコースです。オアフ島で最も多いコースの種類で、ローカルと観光客で賑わっています。また、初心者から上級者まで楽しめるコースが種類豊富に揃っており、気軽に立ち寄れるのも魅力のひとつです。初心者ゴルファーや短時間でゴルフのラウンドを回りたい方は、ショートホールのコース(PAR3コース)をおすすめします。

リゾートコース

リゾートコースは、リゾートエリア内にあるゴルフコースです。誰でも利用可能ですが、リゾート内のホテル宿泊客は割引でプレーできることが多いため、予め料金を確認しておきましょう。また、リゾートコースはパブリックコースよりやや割高ですが、コースコンディションが良く、ハワイでのゴルフを存分に楽しめます。なお、ハワイのリゾートの多くは海辺に位置しているため、美しい海や自然を眺めながらプレーできるのも魅力と言えるでしょう。

プライベートコース

プライベートコースは、会員制(メンバーシップ)のゴルフコースです。プレーしたい場合は、会員本人であること以外に、会員と同伴または会員の紹介が必要となります(※コースによって異なる)。有名なプライベートコースには、毎年1月にPGAツアー“ソニーオープンインハワイ”が開催される“ワイアラエカントリークラブ” や、2022年からLPGAロッテ選手権の会場となった“ホアカレイカントリークラブ”があります。

ミリタリーコース

ミリタリーコースは、米軍関係者専用のゴルフコースです。米軍関係者または同伴者であれば予約・プレーできます。ただし、日本の旅行会社や現地のオプショナルツアーからも予約はできず、一般の日本人観光客がプレーすることは難しいでしょう。特に米軍基地内のミリタリーコースはセキュリティが厳しいと言われています。

市営コース

市営コースは、主にハワイ居住者向けのゴルフコースです。ただし、予約に空きが出ると観光客向けに開放される場合があり、基本的に誰でもプレー可能となっています。ただし、プレー料金はハワイ居住者と異なるため、事前に確認しておきましょう。ホームページまたは電話で予約ができ、移動の手配は自身で行う必要があります。

ハワイのゴルフ場のプレースタイル

ハワイのゴルフ場では、休憩なしで18ホールを一気に回る“スループレー”が主流。日本では前半9ホールを終えたら休憩を取り、残りの9ホールを進めるプレースタイルが一般的なので、日本のゴルフ場に慣れている方は食事などのタイミングに注意が必要です。さらに、ハワイは日本のゴルフ場のようにキャディさんがいません。完全にセルフプレーの場合が多く、カートの運転やボール探し、コースのレイアウトと距離の確認、バンカーの砂ならしなどを各自で行う必要があります。

スループレーで18ホールを回る場合の所要時間は、平均4時間～4時間半(※プレー人数などによって異なります)です。そのため、9時頃スタートの場合はプレー終了後、お昼以降にスタートする場合はプレー前に昼食を取ると効率が良いでしょう。売店があるゴルフ場では、サンドイッチやスパムおむすびなどの軽食を購入し、食べながらプレーする方法もあります。

ハワイのゴルフ場の料金相場

ハワイでゴルフをプレーする場合の料金相場(※)は、1ラウンド(18ホール)が約20ドル～359ドル、ハーフラウンド(9ホール)が約14ドル～140ドル(ハワイ非居住者の料金目安)。時間帯ごとの料金は、早朝のプレー料金が最も高く、午前10時、午前11時、午後12時以降と、プレー開始時間が遅いほど安くなる場合が多いです。ただし、利用するゴルフ場やコースの種類、利用条件によっても料金は大きく異なります。

また、午後2時半〜午後3時以降にスタートする”トワイライト(夕方にプレーすること)“は、お得な料金で日没までプレー可能です。通常より料金が安い理由は、日没までに18ホールを完了できない場合があるため。トワイライトプレーを選ぶ際は、その点も考慮して予定を組みましょう。夕方の涼しい時間帯にゴルフを楽しみたい、午前中はゆっくりして午後からサクッとプレーをしたいという方におすすめのプレースタイルです。なお、ゴルフ場は1年ごとに料金改定し変動する場合が多いため、訪れる前に確認しておきましょう。

(※)参考サイト：City and County of Honolulu｜エンタープライズサービス部門｜ゴルフコース

ハワイのゴルフ場一覧

ハワイ最多のゴルフ場を誇るオアフ島をはじめ、カウアイ、ハワイ島、マウイ島にあるゴルフ場を各島の魅力と併せて紹介します。

オアフ島のゴルフ場

ハワイ諸島の中で3番目に大きく、年間を通してローカルや観光客で賑わうオアフ島。美しいビーチや壮大な自然のほかに、歴史的建造物“イオラニ宮殿”や“ダイヤモンドヘッド・トレイル”などの有名観光スポットが点在しています。また、ゴルフ場の数もハワイ最多と言われており、コースの種類も豊富。ゴルフをプレーする予定がある方は、宿泊先のホテルや観光スケジュールに合わせて選びましょう。

カウアイ島のゴルフ場

ハワイ諸島最北端に位置するカウアイ島。別名「庭園の島」と呼ばれるほど緑豊かで、長い歳月によって形成された“ワイメア渓谷”や断崖絶壁の“ナ・パリ・コースト”など、大自然が作り上げた絶景を見ることができます。そのほかにもシュノーケリングなどのマリンアクティビティやゴルフなどのアウトドアアクティビティも楽しめます。

ハワイ島のゴルフ場

ハワイ島内には、世界遺産の“キラウエア火山”や世界中の天文台が集結した“マウナケア山”など、自然の驚異に満ちたスポットが盛りだくさんです。そのほかにも、観光の合間に高級リゾートでのんびり過ごしたり、一流ゴルフコースに挑戦したりすれば、優雅なハワイ島旅行を満喫できるでしょう。

マウイ島のゴルフ場

マウイ島は、「全米ベストビーチランキング」にランクインしたビーチが多いことで有名です。マウイ島最大級の“マケナ・ビーチ”や家族で過ごせる“ワイレア・ビーチ”、シュノーケリングに最適な“モロキニ島”など、魅力が異なる美しいビーチが点在しています。また、マリンアクティビティのほかにも、ハワイ島の北部や南部ではバラエティ豊かなランドアクティビティを楽しめます。北部の牧場では乗馬体験ができ、南部には世界的なゴルフコースもあるため、訪れた際は立ち寄ってみましょう。

ハワイのおすすめゴルフ場11選

ハワイ観光で訪れたい、おすすめのゴルフ場を11か所ピックアップしました(オアフ島、マウイ島、ハワイ島内)。各ゴルフ場の特徴や魅力を紹介しているので、観光の合間に訪れてみましょう。

ホアカレイカントリークラブ

2009年にオアフ島西部エヴァ地区でオープンした会員制ゴルフクラブです。プロゴルファーのアーニーエルス氏が設計を手掛けたチャンピオンコースは全長7,413ヤードもあり、難易度が高いハワイ最長コースとして知られています。2019年には豪華なクラブハウスがオープンし、リゾートのように寛げるのもこの場所ならでは。プレーを楽しんだ後には、レストラン“リフレクションズ”で本格的なパシフィックリム料理や和食を堪能し、屋外プールやバーでゆったりと過ごせます。なお、プレーできるのは会員と同伴者のみ。会員はレジデント(ハワイ居住者、ハワイの不動産所有者)、ノンレジデント(ハワイ非居住者)、ソーシャル、ダイニングの4つのカテゴリに分けられています。

コオリナゴルフクラブ

オアフ島西部の静かなオーシャンリゾート“コオリナ・リゾート＆マリーナ”に併設されたゴルフコース。ゴルフダイジェスト誌“全米トップ75リゾートコース”や、ホノルルのアドバタイザー紙“ベスト・オブ・ベスト賞”でオアフ島ナンバーワン・ゴルフコースなど多くの受賞歴があります。著名なテッド・ロビンソン氏が手掛けたこのコースは、初心者から上級者まで楽しめるデザインで誰でも挑戦可能です。なお、16か所に配置されたウォーターハザードや、広いランディングエリア(セカンドショットエリア)、段差のあるグリーンなど自然の地形を活かした設計が特徴。また、クラブハウスにはハワイの有名シェフ、ロイ・ヤマグチ氏のレストラン“ロイズ・コオリナ”もあり、広々としたバルコニーで美しい景観を眺めながら食事を楽しめます。

タートルベイリゾート：アーノルド・パーマー・コース

オアフ島ノースショアのタートルベイリゾートに隣接するゴルフ場です。ゴルフ界のレジェンドと言われるアーノルド・パーマー氏とエド・シー氏が設計しており、シグネチャーホールの17番には9つのバンカーが配置されています。また各ホールには5つもティーがあるため、初めて挑戦する方でも楽しめるのがポイント。コースの形は、野鳥保護区であるプナホオラパ湿地を馬蹄形に囲んでおり、自然も感じられるデザインとなっています。さらにグリーンからはノースショアの海を望めるため、リゾート気分を堪能したい方に特におすすめのコースです。

ワイケレカントリークラブ

ワイケレ地区の高級住宅地にあるゴルフ場です。ワイキキから車で30分ほど西へ進んだ場所にあり、人気アウトレットモールの“ワイケレプレミアムアウトレット”の徒歩圏内に位置しています。設計は世界的に有名なテッド・ロビンソン氏が手掛けており、コースからは“パールハーバー”や、“ダイヤモンドヘッド”、“コオラウ山脈”、“ワイアナエ山脈”に続く景色を一望できます。また常にコンディションが良く手入れが行き届いていると好評で、オアフ島のなかでもトップクラスのコースです。

ハワイプリンスゴルフクラブ

オアフ島西部“エヴァ・プレーン”にあるゴルフ場で、ワイキキから車で約40分の距離にあります。日本でも有名な“プリンス・ゴルフ・リゾート”が、ハワイで所有するゴルフ場のうちのひとつ(オアフ島以外にもハワイ島に2か所あり)。9ホールのコースが難易度別にA、B、Cの3つに分けられ、合計27ホールで構成されたハワイでも珍しいゴルフコース。フェアウェイには10か所の池や、90か所もの白砂のバーカーが設置され、誰でも楽しめるようデザインに工夫がされています。また、ゴルフ練習施設とレストランも併設しているため、プレーの後もゆっくりと過ごせるのも魅力です。

ミッドパシフィックゴルフ

オアフ島のラニカイ地区で1926年にオープンした伝統あるプライベートコースです。163エーカーの広大な敷地内には、約6,900ヤードものグリーンが広がっています。この場所はオアフ島屈指のビーチタウン“カイルア”を見下ろせる、非常に美しいコースとしても有名。また周辺にあるコバルトブルーが綺麗な“ラニカイビーチ”や、海に浮かぶアイコニックな双子島“モクルアアイランド”、コオラウ山脈などを眺めながらプレーできるのもこの場所ならではの醍醐味と言えるでしょう。

コーラルクリークゴルフコース

“ハワイプリンスゴルフクラブ”と同じエヴァ地区に位置する1999年にオープンしたゴルフ場です。ロビン・ネルソン氏が設計し、キメが細かく耐久性に優れた“シーショアパスパラム”と呼ばれる品種の芝を全体に使用したハワイ初のゴルフコースとなっています。2002年と2004年には、ゴルフダイジェスト誌で新ゴルフコースの”ベスト100”にノミネートされました。ホールの大半は池やサンゴ礁で造られた人工のクリーク(小川)に隣接し、うねりのあるフェアウェイも特徴的です。また、貿易風に向かって打つ短いパー4のコースが特に難易度が高いことで知られています。

ワイアラエカントリークラブ

高級住宅が立ち並ぶカハラ地区に1927年オープンした会員制のプライベートコースです。毎年1月に行われる“PGAソニーオープンゴルフトーナメント”の開催場所として知られています。世界的に有名なゴルフコース設計家、セス・レイナー氏と彼の同僚のチャールズ・バンクス氏が共同で監修した格式高いゴルフコース。深めのバンカーやウォーターハザード、ドッグレッグなどが設置され、上級者向けと言えるでしょう。オーシャンフロートにあるため、風を読む必要のあるコースですが美しい海の景色を眺めながら優雅なプレーを楽しめます。

マウナケアゴルフコース(ハワイ島)

ハワイ島マウナケアビーチに隣接した1964年に設立のゴルフコースです。ハワイ島の中でも人気が高く“全米ベスト100コース”では、上位にランクインしているチャンピオンコースになります。
このコースを手掛けた有名な設計家ロバート・トレント・ジョーンズ・シニア氏が最も美しいと太鼓判を押したのが、シグネシャーホール“海越えの3番ホール”。美しい景観はもちろん、最新式の撥水システムやバンカーのライナーなどを取り入れ、管理が徹底されているのも人気の理由のひとつ。ハワイ島のなかでも特に晴天日が多い地域なので、爽快なプレーが期待できるでしょう。

カパルアゴルフクラブ：ザ・ベイコース(マウイ島)

モロカイ島が見える海岸の絶壁と、青々とした美しいグリーンが印象的なゴルフ場です。設計にはアーノルド・パーマー氏とフランシス・デュエイン氏が携わり、優れたリゾートゴルフコースとして高く評価されています。ここは緩やかな傾斜のフェアウェイや68か所のバンカーと8か所の池が巧みに配置され、中級者から上級者向けのコースです。また、ティーショットで入江を超えられる5番のショートホールは、マウイ島唯一の海越えホールとしても有名です。

ワイレアゴルフクラブ：エメラルドコース(マウイ島)

マウイ島のラグジュアリーなリゾート地、ワイレアに位置する“ワイレアゴルフクラブ”。3つに分けられたゴルフコースには、それぞれ異なる特徴があります。その内のひとつ“エメラルドコース”は、どのホールからでも太平洋やラナイ島、カホオラヴェ島など隣島に至るまで一望できます。所々に咲いたカラフルなトロピカルフラワーが高級リゾートの雰囲気をより華やかに演出してくれるでしょう。各ホールには4から6つのティーボックス(第一打を打つ場所)を完備しているため、各自のレベルでラウンド調整が可能。また、特にバックティーから6,825ヤードと、レッドティから5,268ヤードのコースは女性でも気軽に挑戦できるため人気があります。