
更新日 : 2022/05/18

更新日 : 2022/01/01

更新日 : 2021/07/14

更新日 : 2021/07/14

更新日 : 2021/07/14

更新日 : 2021/07/14
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イギリスのジャージー島に本社を置くコンサルティング会社「ヘンリー&パートナーズ」は、ビザなしで外国への渡航が可能な国の数を「パスポートの強さ」とした調査を定期的に行っています。2022年1月に行った最新の調査結果では「日本のパスポートが世界最強」と評され、ビザを取得することなくパスポートのみで最も多くの国へ渡航できる国は日本であると紹介されました。日本国民がビザを取得せずに渡航が認められる国は現在192か国にもおよびます。2019年時点では190か国への渡航がビザなしで認められていましたが、2020年にブラジルが加わり191か国となり、2021年にはオマーンが加わり192の国への渡航が可能となりました。日本は4年連続でパスポートランキングの首位を獲得し、世界で最も高い評価を得ています。
このページでは世界各国の最新パスポートランキングと、日本国民がビザを取得せずに渡航可能な国について紹介します。なお、新型コロナウイルスの影響により、多くの国や地域で入国制限が行われています。渡航を計画中の方は事前に当該国の入国制限を確認し、現地で施行中の規制や条例を遵守するようお願いします。
調査の対象となったのは199の国と地域です。IATA(国際航空運送協会)のデータベースを基に、ヘンリー&パートナーズ社が世界各国のパスポートと渡航事情について調査を行いました。最新の結果は1位に日本・シンガポール(192か国)となり、2位がドイツ・韓国(190か国)、3位がイタリア・スペイン・フィンランド・ルクセンブルク(189か国)、4位がオーストリア・オランダ・スウェーデン・デンマーク・フランス (188か国)と主に欧州の国々が名を連ねています。アジア圏では香港が18位(171か国)、台湾が32位(145か国)、中国は64位(80か国)、北朝鮮は104位(39か国)となっています。世界各国の最新パスポートランキングは以下の通りです。(2022年1月時点)
パスポートランキングの調査を行ったヘンリー&パートナーズ社のクリスチャン・カリン代表は「ランキングは単にビザなしで渡航可能な国数の調査ではなく、各国の外交事情や相互的な位置関係を表しています。上位の国であるほど、協調的かつ友好的な外交を築こうとしているのではないか」とコメントしました。
なお、2022年1月時点で日本への入国の際にビザが免除となるのは68の国や地域となっています。日本は他国と比べて不法滞在者が少なく、海外渡航の際でも優れたマナーの国民と評価されている点も単独で1位になった要因として挙げられます。
日本国のパスポート所持者がビザなしで渡航可能な国は以下の192か国となっています。(2022年1月現在)
アジア圏 | バングラデシュ、ブルネイ、カンボジア、中国、香港、インド、インドネシア、カザフスタン、キルギス、ラオス、マカオ、マレーシア、モルディブ、モンゴル、ミャンマー、ネパール、フィリピン、シンガポール、韓国、スリランカ、台湾、タジキスタン、タイランド、東ティモール、ウズベキスタン、ベトナム、パキスタン |
欧州圏 | ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブルガリア、クロアチア、キプロス、チェコ共和国、デンマーク、エストニア、フェロー諸島、フィンランド、フランス、ドイツ、ジブラルタル、ギリシャ、グリーンランド、ハンガリー、アイスランド、サンマリノ、セルビア、スロバキア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、スイス、ウクライナ、イギリス、バチカン市国、アルバニア、アンドラ公国、アゼルバイジャン、ジョージア、トルコ、オーストリア、ベラルーシ、ベルギー、アイルランド、イタリア、コソボ、ラトビア、リヒテンシュタイン、リトアニア、ルクセンブルク、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、オランダ、マルタ、モルドバ、モナコ、モンテネグロ、北アケドニア共和国 |
アフリカ | ボツワナ、カーボベルデ、コモロ、セネガル、セーシェル、ソマリア、南アフリカ、セントヘレナ、タンザニア、トーゴ、チュニジア、ウガンダ、ザンビア、ジンバブエ、エジプト、エスワティニ、エチオピア、ギニアビザウ、モーリシャス、レソト、マダガスカル、マヨット、マラウイ、モーリタニア、モロッコ、モザンビーク、ナミビア、ルワンダ、サントメ・プリンシペ、レユニオン、シエラレオネ、ガボン |
カリビアン | アンギラ、アンティグア・バーブーダ、蘭領アルバ、バハマ、バルバドス、英領ヴァージン諸島、英領ケイマン諸島、蘭領キュラソー、セントマーチン島、ボネール、シント・ユースタティウスおよびサバ、仏領アンティル、英領モントセラト、プエルトリコ、セントクリストファー・ネイビス、セントルシア、セントビンセントおよびグレナディーン諸島、トリニダード・トバゴ、タークス・カイコス諸島、米領ヴァージン諸島、ドミニカ、ドミニカ共和国、グレナダ、ハイチ、ジャマイカ |
中東圏 | アルメニア、バーレーン王国、イラン、イラク、イスラエル、ヨルダン、クウェート、レバノン、パレスチナ自治区、カタール、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、オマーン |
アメリカ・オセアニア 他 | 米領サモア、オーストラリア、クック諸島、アメリカ、アルゼンチン、ベリーズ、バミューダ、ボリビア、カナダ、チリ、コロンビア、ベネズエラ、コスタリカ、エクアドル、エルサルバドル、フォークランド諸島、仏領ギアナ、グアテマラ、ガイアナ、ホンジュラス、メキシコ、ブラジル、ニカラグア、パナマ、パラグアイ、ペルー、スリナム共和国、ウルグアイ、フィジー、仏領ポリネシア、グアム、キリバス、マーシャル諸島、ミクロネシア連邦、ニュージーランド、ニウェ、ニューカレドニア、北マリアナ諸島、パラオ共和国、パプアニューギニア、サモア、ソロモン諸島、トンガ、ツバル、バヌアツ |
パスポートのみで渡航が認められている国でも、大半の場合は「アライバルビザ」やESTA(エスタ)などの電子渡航認証の申請が必要となります。ESTA(エスタ)はビザとは性質が異なる「渡航認証」であり、短期の旅行などでアメリカへ入国する方は事前に申請が必須となります。
一方のアライバルビザは滞在日数や滞在目的に応じて入国時に必須となるもので、渡航前の申請または到着した空港にて取得する必要があります。アライバルビザの申請方法や取得費用は国により異なるため事前のご確認を推奨します。
なお、新型コロナウイルスの世界的感染拡大により、新規ビザの受付を一時停止している国や地域があります。アメリカ政府はESTA(エスタ)での渡米を認めていますが、日本を含む国外からの渡航者は滞在する州や地域で施行中の規制の遵守が求められます。陰性証明書の提示、到着後7~14日間の自己隔離、マスク着用義務のほか、夜間外出禁止令等を発令している州や地域があります。渡米を計画中の方は必ず最新の入国制限と各州の規制をご確認ください。
更新日 : 2022/02/22