カウアイ島観光の人気スポット8選 定番から穴場まで徹底紹介

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カウアイ島観光の人気スポット8選 定番から穴場まで徹底紹介

更新日:2023/12/26

カウアイ島観光の人気スポット8選 定番から穴場まで徹底紹介

リゾート地が点在するハワイ諸島最北端のカウアイ島は、年間を通して世界中から多くの観光客が訪れます。ホノルルから飛行機で約40分の場所にあるため、ハワイ旅行ではオアフ島滞在と組み合わせて足を伸ばすのもおすすめです。年間降水量が多いことで有名な島ですが、地域によっては晴天が続く乾燥したエリアもあります。訪れる場所により自然の見え方が異なるため、日帰りではなく数日間滞在して島の東西南北を巡りましょう。ビーチ散策やハイキングだけにとどまらないカウアイ島の楽しみ方を詳しく紹介します。

カウアイ島(Kauai Island)とは

カウアイ島はハワイ諸島の主要な8つの島のひとつです。ハワイ諸島最北端に位置し、約500万〜600万年前の火山活動によって造られたハワイ諸島最古の島と言われています。何百万年という歳月を経て形成された”太平洋のグランド・キャニオン”と呼ばれるワイメア渓谷や、ナ・パリ・コーストなど壮大な自然が広がる美しい島です。歴史あるカウアイ島では多くの史跡が保護され、フラの守護神である女神ラカを祀る神聖な場所や約1,000年前から残存される養魚池もあります。これらの豊かな自然から構成されたこの島はハイキングやシュノーケリングなど充実したアウトドアアクティビティを楽しめるのも特徴です。また、高級リゾートエリアもあるため贅沢な旅を満喫できます。ホノルルからは約40分のフライトで到着するため、オアフ島を拠点としてカウアイ島へ数日の観光も可能です。

カウアイ島の特徴

”庭園の島”と称される緑多き島

降水量の多いカウアイ島は”庭園の島”と呼ばれるほど緑豊かな島です。手付かずの自然が広がるこの島は数多くの映画の舞台となり、映画『ジュラシック・パーク』のロケ地としても起用されています。島の気候と景観は地域によって大きく異なり、特に中心部にあるワイアレアレ山が貿易風を遮るため、内陸部は高温多湿になります。その影響で東部は比較的降水量が高く、南西の沿岸部は乾燥して過ごしやすい気候です。また、東部の熱帯雨林の奥地に広がる”シダの洞窟”や西部のワイメイア渓谷が主に有名な観光スポットとなります。

アウトドアアクティビティの宝庫

自然豊かなカウアイ島ではシュノーケリングや、ハイキング、ジップラインに、マウンテンチューブ、ヘリコプターツアーや、カヤック、乗馬、ゴルフなどあらゆるアクティビティが体験できます。特に”カウアイ島の宝石”と呼ばれるナ・パリ・コーストは、ハワイの代表的な絶景のひとつ。北西部の約27kmにわたる海岸線で、最大約1,200mの切り立った断崖絶壁の岩肌から濃い緑に彩られる大迫力な景観が眺められます。また、ハイキングスポットが複数あり、散策できることで知られています。ナ・パリ・コーストのカララウ・トレイル“カララウ・トレイル”は世界中からハイカーが訪れる人気スポットですが、片道約18kmは起伏が激しく難易度が高いため、初心者はボートで周遊するツアーがおすすめです。ボートツアーでは間近で絶壁を観賞するだけでなく、シュノーケリングも楽しめます。イルカやホヌ(ウミガメ)との出会いや、海中の洞窟探検は忘れられない思い出になるでしょう。

ハワイ諸島最古の島

カウアイ島はハワイ諸島の中で最も歴史が古く、約500万〜600万年に海底火山が隆起し形成されたと言われています。およそ50〜60万年前に造られたハワイ島と比較すると歴史の長さを実感できるでしょう。また、西部に位置する“ワイメア”は1778年にキャプテン・クックがハワイで最初に上陸した場所です。初代カメハメハ王がハワイ諸島の統一を試みた際には、当時カウアイ島の王だったカムウアリイがカメハメハ軍を2度撃退し、島の独立を守った逸話で知られています。ここは古代ハワイアンの暮らしが垣間見える土地やサトウキビプランテーション時代の面影、神話に登場する神聖なスポットが残る歴史と文化を体感できる神秘的な島です。

ヤシの木より低い建物が並ぶ町

カウアイ島は壮大な自然に留まらず、昔ながらの小さな町にも見どころが詰まっています。ヤシの木より高い建物を建ててはいけない規則があるため、島内の建物はすべて4階以下なのが大きな特徴です。南海岸コロアの西部にあるハナペペ・タウンはかつて港町として栄え、多くの軍人や水兵で賑わったとされる場所。ここではサトウキビ産業が発展し、次第にカウアイ島最大のコミュニティが形成されていきました。古いプランテーション様式の建物が並ぶこの町を訪れれば、タイムスリップしたような感覚を味わえるでしょう。また、映画『リロ&スティッチ』の舞台となった町として有名で、レストランやショップが併設されたアートギャラリーが集合しています。大自然を満喫したら、オールド・ハワイの町並みを散策してみましょう。

サトウキビプランテーション発祥の地

カウアイ島の南部に位置し、昔ながらの景観が残るコロア地区。“オールド・コロア・タウン”から南海岸の“ポイプ”まで伸びる素朴な雰囲気の町です。コロアにはハワイ州で初めて産業が成功したサトウキビの製糖工場跡地があり、豊富な水と肥沃(ひよく)な土地が広がる、かつてはサトウキビ畑が生い茂っていたエリアです。1835年に設立されて以降は世界中から労働者としてこの地に移り住んだ移民が集い、産業を支えていました。この場所からサトウキビプランテーションがハワイ各地に広がり、ハワイの多国籍文化の起源となっていきます。現在はプランテーション時代の建物を再利用したお店や、オアフ島でも人気のアイスクリームショップ”ラパーツ・アイスクリーム・ストア”の本店もあり、人気の観光エリアとなっています。

カウアイ島でショッピングを楽しめる観光スポット

コロアラム / Koloa Rum

コロアラム / Koloa Rum

コロアラムは、コロア・ラム・カンパニーが製造するハワイ産ラム酒ブランドです。カウアイ島蒸留所から世界各地に出荷され2009年に誕生して以来、現在も人気を博しています。ここで製造されるラム酒にはカウアイ島ワイアレアレ山の新鮮な湧水と同社製のサトウキビが使用され、ハワイの恵みがたっぷりと詰め込まれています。“リフエ”のキロハナ・プランテーションにショップ兼テイスティングルームがあるので訪れた際は試飲をしてみましょう。

住所:3-2087 Kaumualii Hwy. Lihue, HI 96766
公式ウェブサイト:Koloa Rum Co.

チング・ヤング・ビレッジ・ショッピング・センター / Ching Young Shopping Center

チング・ヤング・ビレッジ・ショッピング・センター / Ching Young Shopping Center

カウアイ島の風情が残る街並みのハナレイ・タウン中心にあるショッピングセンターです。スーパーマーケットやレストラン、サーフショップ、アイスクリームショップなど30店舗以上が軒を連ね地元住民と観光客で連日賑わっています。地元ハナレイ産のチョコレートをはじめ、最適なお土産が見つかるのでハナレイ観光の際は立ち寄ってみましょう。ここは中国移民のチン・ヤング氏が1906年に小型店舗から開業したショッピングセンターですが、カウアイ島には小規模のショッピングセンターがいくつかあり、どれも昔ながらの風情を感じられます。

住所:5-5190 Kuhio Highway, Hanalei, Hawaii 96714, United States
公式ウェブサイト:Ching Young Village

カウアイ・コーヒー・カンパニー / Kauai Coffee Company

カウアイ・コーヒー・カンパニー / Kauai Coffee Company

ハワイのコーヒーといえばコナコーヒーですが、カウアイコーヒーには馴染みがない人も多いでしょう。ハワイ島のコナコーヒーよりも生産量が多く、アメリカ国内では最多となります。生産地の“ウエスト・カウアイ”に位置するコーヒー農園”カウアイ・コーヒー・エステート”では誰でも気軽に見学や試飲、ショッピングが可能です。試飲コーナーの隣にあるカフェではホットドッグやマラサダなどの軽食も提供され、コーヒーと一緒にクッキーやマフィンも楽しめます。また、園内を自由に見て周る予約不要のウォーキングツアーや、コーヒーの栽培や収穫、焙煎について学べるガイド付きツアー(英語のみ)も行われています。歴史や多様な焙煎方法についてじっくりと学びたい方には有料ツアー(20ドル、事前申込必須、英語のみ)も催行しており、世界中から観光客が集まる人気スポットです。

住所:870 Halewili Rd. Kalaheo, HI 96741
公式ウェブサイト:Kauai Coffee Company

カウアイ島で自然を楽しめる観光スポット

ワイメア渓谷 / Waimea Canyon

ワイメア渓谷 / Waimea Canyon

”太平洋のグランド・キャニオン”と呼ばれるカウアイ島の名所、ワイメイア渓谷。全長約22km、幅約2km、深さは1,000m以上あり、太平洋で最も大きい渓谷です。ハワイ固有の植物や鳥を観察しながら絶景を散策できるトレッキングコースが豊富にあり、渓谷の景観だけを見る場合はドライブで立ち寄ってみましょう。ワイメア・キャニオン・ドライブの山道を進むとワイメア渓谷展望台があります。(展望台を見学の場合は、5ドルの入場料と10ドルの駐車料が必要となります。)雨が降り、川が流れ何百万年もの歳月をかけて徐々に形成された渓谷の圧巻の景色は見逃せません。

住所:Waimea Canyon Dr. Waimea HI 96796 (Located at mile marker 10)
公式ウェブサイト:Waimea Canyon State Park

ポイプ・ビーチ・パーク / Poipu Beach Park

ポイプ・ビーチ・パーク / Poipu Beach Park

カウアイ島の南海岸に位置するポイプ・ビーチ・パークは、2つの湾を有するカウアイ島を代表するメジャービーチのひとつ。周辺にはホテルやコンドミニアムが点在しています。ポイプ地区は晴天率が高いため、年間を通して青空と海が満喫できる人気スポットです。透明度の高い海では海水浴だけでなくシュノーケリングも楽しめて、砂浜にはハワイアンモンクシール(アザラシ)が頻繁に陸に上がることでも有名です。ビーチにはトイレ、シャワーの設備もあり、ライフガードも常駐して快適に過ごせるため、地元民も多く利用しています。

住所:2179 Hoone Rd. Koloa, HI 96756

マクブライド・ガーデン / McBride Garden

マクブライド・ガーデン / McBride Garden

マクブライド・ガーデンはカウアイ島の南海岸ラワイ渓谷にある熱帯植物園です。ハワイ固有種や世界の熱帯植物の研究と保護を目的として設立、NPO団体ナショナル熱帯植物園(ナショナル・トロピカル・ボタニカル・ガーデン)が運営し、世界最大規模のハワイ植物庭園となります。約104万平方メートルの園内でトレイルを散策しながらハワイの原生植物が集まる森や、ハーブやスパイスといった香辛科植物の森などユニークな構成を楽しめます。ハワイ建国初期に持ち込まれた薬や食料の元となる27種類の植物を集めたエリアには当時のハワイアン住居が再現され、ハワイの歴史に触れられるのもこの植物園ならではです。

住所:4425 Lawai Rd. Koloa, HI 96756
公式ウェブサイト:McBryde Garden

カウアイ島で歴史を味わえる観光スポット

シダの洞窟 / Fern Grotto

シダの洞窟 / Fern Grotto

カウアイ島の東海岸を流れるワイレア川流域は多くの史跡が残っています。その一つであるシダの洞窟は、名前の通り洞窟全体がシダに覆われた神秘的なスポットです。州立公園内にあるこの場所は観光客が多く訪れる人気スポットですが、以前はハワイの王族による結婚式や特別な集会が開催されていたため、王族以外は立ち入り禁止でした。現在も洞窟内には入れませんが、手前の展望デッキは訪れることができます。展望デッキではフラのパフォーマンスが披露され、神聖な雰囲気を体感できるでしょう。また、カップルで訪れると永遠の愛が約束されるというロマンチックな言い伝えも人気の理由です。

住所:Fern Grotto, Kapaa, HI 96746

ダニエル・K・イノウエ・キラウエア・ポイント灯台 / Daniel K. Inouye Kilauea Point Lighthouse

ダニエル・K・イノウエ・キラウエア・ポイント灯台 / Daniel K. Inouye Kilauea Point Lighthouse

ダニエル・K・イノウエ・キラウエア・ポイント灯台(通称:キラウエア灯台)はハワイ州最北、カウアイ島最北端の岬にあります。約1万5千年前に噴火したキラウエア火山の跡地である岬に商船に指針を示す目的でキラウエア灯台が設置されました。1913年から稼働し1970年代に自動信号灯へと変化、1976年には役目を終えて1979年からは歴史的建造物に登録されています。周辺は海鳥を保護するキラウエア国立野生動物保護区に指定されているため、ハワイ州鳥のネネやコアホウドリなどの渡り鳥を観察でき、現在は年間50万人が訪れる人気の観光地です。訪問の際は事前にオンラインで予約してから訪問しましょう。料金は入場料10ドルに加え、手数料が1ドル必要となります。

住所:3500 Kilauea Rd. Kilauea Kauai HI 96754
公式ウェブサイト:Kilauea Point Lighthouse

カララウ・トレイル / Kalalau Trail

カララウ・トレイル / Kalalau Trail

カウアイ島のナ・パリ・コーストに位置するカララウ・トレイルは、世界中のハイカーが憧れる絶景スポットです。北海岸のケエ・ビーチからカララウ渓谷を目指すコースでは、約18kmに渡る険しい山道が海岸線に伸びています。道中でハナコア渓谷へと進む場合は、キャンプ許可を取得して数泊しながら進む本格的なコースになります。天候の変化や川の流れ、足場の悪い細道など注意が必要な場所が多くハイキング上級者向けのコースです。片道3km先にあるハナカピアイ・ビーチで折り返すルートが一般的なため、初心者の方はこのルートを通りましょう。古代ハワイアンたちがタロイモを育て開拓したナ・パリ・コーストの歴史的な絶景を眺めながらのハイキングは、唯一無二の特別な体験です。

住所:Hā’ena State Park at the northwest end of Kūhiō Highway (Route 56) トレイル入り口
公式ウェブサイト:Kalalau Trail

カウアイ島観光の2泊3日モデルプラン

オアフ島ホノルルからカウアイ島へは約40分のフライトで到着します。日本からカウアイ島への直行便はないため、ホノルルで乗り換えが必要になります。オアフ島に数泊した後に異なる雰囲気のカウアイ島へ足を伸ばすプランもおすすめです。観光スポットを訪れたり、ホテルでリラックスもしたい場合でも3日程の滞在で存分に叶えることができるでしょう。カウアイ島で豊かな大自然と優雅なリゾートの両方を満喫できる3日間のモデルプランを紹介します。日帰りで訪問する際にも参考にしてみましょう。

1日目

7:00〜
ホノルル発の早朝フライトに間に合うよう、早起きをして空港へ向かいましょう。カウアイ島の主要空港はリフエ空港です。ホテルは空港からのアクセスが良い東側のリフエやカパアか、高級リゾートの場合は北のプリンスヴィル、または南のポイプをおすすめします。

8:00〜
空港でレンタカーを借りてビーチへ向かいます。30分程車を走らせ南側にある人気のビーチ、“ポイプ・ビーチ”でのんびり過ごします。シュノーケリングに挑戦すれば、朝の透明度の高い美しい海の中を満喫できます。

12:00〜
ポイプ地区にある“ザ・ショップス・アット・ククイウラ”でランチを食べます。ここではお土産も調達できるので、最後に買い忘れることなく時間に余裕を持って滞在を楽しめます。

14:00〜
ポイプ・ビーチから約1時間の運転でホテルへ向かいます。この島で最も旬なラグジュアリーホテルは、2023年2月に開業したばかりの5つ星ホテル”1ホテル・ハナレイ・ベイ”。51室のスイートを含む252室から見えるオーシャンビューはもちろん、ハワイ固有植物が生い茂るマウンテンビューも圧巻で、至福の時間を過ごせます。環境に優しい宿泊施設をコンセプトとしたモダンな館内のインテリアには、自然の温もりを感じられる木材を再利用しているのが特徴。また、ホテルではビーチの廃棄物をリサイクルしたクラフトのワークショップも催行され、インスピレーションが掻き立てられます。

2日目

10:00〜
朝はゆっくりとブランチへ。地元産の食材をふんだんに使用したメニューを味わえるホテル内のレストラン”1キッチン”では、ビュッフェとアラカルトの両方を提供しています。ハワイの海と山の幸を堪能して心もお腹も満たされましょう。

12:00〜
この日は予定を入れずにホテルステイを満喫します。プールサイドで読書をしたり、ホテル内のスパでボディメンテナンスやウェルネスプログラムに参加して、心身共に労わって自分へのご褒美の時間とします。

18:00〜
日が沈み始めたらサンセットを見に散歩へ出掛けます。夕日を見る際にはホテル近隣のハナレイ湾がおすすめです。ここは映画『南太平洋』のロケ地として世界的に有名なスポットです。1892年からあるハナレイ桟橋は地元の人も釣りや楽器を演奏したりと、皆思い思いに時間を過ごしています。空と海がピンクやオレンジに染まる景観を心に焼き付けて、ロマンチックな時間を過ごしましょう。

3日目

12:00〜
チェックアウトを済ませて午後からは2時間程のドライブで島を巡ります。ホテルがある北部から東海岸を進み、南海岸を抜けて西側のワイメア渓谷を目指しましょう。何百万年もの歳月を経て創り上げられた自然の造形美を体感できる絶好の機会です。

18:00〜
島の海岸線を進みながら気になるお店に立ち寄って、眺めの良い場所でコーヒーやプレートランチを頂きます。自然の絶景とともに味わえば、現地ならではの美味しさを感じられます。夕暮れ時のカウアイ島を後に心地よい疲れと充実感で満たされながら、飛行機でホノルルへ戻ります。

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