ハワイの入国審査とESTA申請について解説

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ハワイの入国審査とESTA申請について解説

ハワイ旅行にビザは必要か

ハワイへ渡航する際は90日以内の観光旅行・短期商用・乗り継ぎ目的の場合に限りビザの取得は不要ですが、ESTA(エスタ)申請は必須となります。アメリカ政府が定めるビザ免除プログラム(VWP)の制度により、ESTA(エスタ)にて「渡航認証許可」が承認された方はビザを取得することなくハワイへの渡航が認められます。一般的なハワイ旅行の場合はビザを取得する必要はありませんが、渡航前に必ずESTA(エスタ)申請をお願いします。
過去にアメリカへの入国が拒否された方やビザ申請が却下された方、犯罪歴がある方はESTA(エスタ)による渡航が認められず「渡航認証拒否」の通知が届く場合があります。当該の方はESTA(エスタ)申請の対象外となりますので、大使館にてビザの取得をご検討ください。
なお、テロリスト渡航防止法により2011年3月1日以降にソマリアまたはイエメン、シリア、リビア、イラク、イラン、スーダン、北朝鮮に渡航または滞在した方は、原則としてESTA(エスタ)による米国渡航は認められません。また、各国における新型コロナウイルス感染拡大の影響により、アメリカ政府は2020年3月より入国制限を施行しています。
アメリカ渡航に関する最新情報は「新型コロナウイルス アメリカ入国制限と対象国の最新情報」をご確認ください。
ハワイ渡航に関する最新情報は「ハワイの新型コロナウイルスと入国に関する最新情報」をご確認ください。
米国国土安全保障省(DHS)や米国大使館ではハワイへの渡航が決まり次第、ESTA(エスタ)の申請を推奨しています。ESTA(エスタ)は年齢を問わずハワイ旅行に必須となる渡航認証制度です。家族やグループで渡航する際は全員の申請をお願いします。

ビザ免除プログラムVWP(Visa Waiver program)参加国

  • ドイツ
  • フランス
  • フィンランド
  • エストニア
  • デンマーク
  • チェコ
  • チリ
  • ブルネイ
  • ベルギー
  • オーストリア
  • オーストラリア
  • アンドラ
  • オランダ
  • ニュージーランド
  • ノルウェイ
  • ポルトガル
  • 日本
  • 台湾
  • 韓国
  • サンマリノ
  • シンガポール
  • スロバキア
  • スロベニア
  • スウェーデン
  • スイス
  • スペイン
  • アイルランド
  • アイスランド
  • ハンガリー
  • ギリシャ
  • イタリア
  • モナコ
  • マルタ
  • ラトビア
  • リヒテンシュタイン
  • リトアニア
  • ルクセンブルグ
  • イギリス
  • ポーランド

※イギリス国民がビザ免除プログラム(Visa Waiver program)を取得するためには、チャネル島・マン島・北アイルランド・イングランド・スコットランド・ウェールズで永久居住権をお持ちの方に限ります。

VWP(ビザ免除プログラム)の利用条件

  • ESTA(電子渡航認証システム)による「渡航認証許可」を取得していること。
  • ハワイを含むアメリカでの滞在期間が90日以内であること。
  • VWP(ビザ免除プログラム)参加国の市民で、期限が有効なパスポートを所有していること。
  • 渡航目的が観光・商用・短期研修・契約交渉・知人への訪問・報酬を伴わないイベントやコンテストへの参加または乗り継ぎであること。
  • 海路および空路で入国の際は往復の航空券・乗船券、または次の目的地への航空券・乗船券を所持していること。eチケットは旅行日程が記載された紙面の携行を推奨します。

VWPに関する詳しい内容は「ビザ免除プログラム(VWP)とは」をご確認ください。

ESTA(エスタ)申請・アメリカ電子渡航認証システムTOPに戻る

ハワイ入国時に必要なもの

期限が有効なパスポート
パスポートの要件 2016年4月1日よりESTA(エスタ)を利用して渡米する方は、Eパスポート(ICチップ搭載パスポート)の携行が必須となりました。Eパスポートは表紙にICチップ搭載を示すマークの記載があります。
出発前1日以内に行った新型コロナウイルス検査(PCR検査)による陰性証明書
陰性証明書の要件 渡航の際は「出発前1日以内」に新型コロナウイルス検査(PCR検査)を行い、陰性証明書の取得が必要となります。陰性証明書は英語での記載を必須とし、航空機の搭乗前および入国審査の際に提示が求められますので必ず携行をお願いします。
ハワイ州保健局が推奨する日本国内の医療機関は「ハワイ州保健局推奨 PCR検査が可能な日本国内の医療機関」をご確認ください。なお、新型コロナウイルス検査(PCR検査)の対象は満2歳以上となります。
ワクチン接種完了証明書(海外渡航用の新型コロナウイルスワクチン接種証明書)
ワクチン接種完了証明書の要件 日本からハワイへ入国する際は、海外渡航用の新型コロナウイルスワクチン接種証明書が必要となります。証明書は英語での記載を必須とし、自治体が発行した公的な書類またはデジタルデータのみ認められます。渡航する際は2回目のワクチン接種完了日から14日間以上の経過が求められ、該当しない方は航空機への搭乗が認められません。なお、ワクチンの追加接種(3回目の接種)を行った方のみ、日本への帰国後に自宅等での自己隔離が不要となります。ハワイから帰国・入国する際の注意点はこちらをご確認ください。

※ハワイ入国の際に義務付けられていた事前検査セーフ・トラベルズ・プログラム(トラベル&ヘルスフォーム)は、2022年3月25日を以て撤廃となりました。

往復の航空券・乗船券またはハワイから第三国へ向かうための航空券・乗船券
入国書類
ESTA(エスタ)を利用して入国する方 税関申告書
※到着した空港にてESTA(エスタ)の認証情報を提示する必要はありません。
ビザを利用して入国する方 入国カード(I-94)、税関申告書

※入国カード(I-94)および税関申告書は往路の機内で配布されます。黒または青のボールペンを使用しローマ字での記入をお願いします。

到着後から入国までの簡単な流れ

ハワイ入国の事前検査セーフ・トラベルズ・プログラム(トラベル&ヘルスフォーム)登録方法と記入例

到着から入国までの流れ

1. 入国審査エリアへ移動

空港到着後、スタッフの案内に従い入国審査エリアへ移動します。

2. 入国審査エリアでの応対

Non-resident(非居住者)用の入国審査の列へ並びます。審査官に呼ばれたら前へ進み、パスポート、税関申告書、入国カードI-94(ビザ取得済みの方のみ)、新型コロナウイルス検査(PCR検査)による陰性証明書を提出してください。滞在目的や滞在期間等の質問に答えた後、指紋採取と顔写真の撮影が行われます。
陰性証明書は英語での記載を必須とし、「出発前1日以内」に医療機関にて行った新型コロナウイルス検査(PCR検査)による証明書のみ有効となります。ハワイ州保健局が推奨する日本国内の医療機関は「ハワイ州保健局推奨 PCR検査が可能な日本国内の医療機関」をご確認ください。

入国審査エリアで必要なもの

  • 期限が有効なパスポート
  • 出発前1日以内に行った新型コロナウイルス検査(PCR検査)による陰性証明書
  • ワクチン接種完了証明書(海外渡航用の新型コロナウイルスワクチン接種証明書)
  • ハワイ州保健局との連絡が可能な情報の提示(携帯電話番号や滞在先住所など)
  • 税関申告書

自動入国審査端末「キオスク」(APC)について

オアフ島のダニエル・K・イノウエ国際空港では自動入国審査端末「キオスク」(APC : Automated Passport Control)の利用が可能です。キオスクは2009年以降にESTA(エスタ)での渡米歴があり、再度ESTA(エスタ)を利用してアメリカへ入国する方を対象とした入国審査端末システムです。キオスクは入国審査官とやり取りをせずに自身でパスポートのチェックや指紋採取、顔写真の撮影を行うため入国手続きに要する時間を短縮することができます。
ただし、過去にESTA(エスタ)を利用して渡米した方でも、パスポートを更新した場合はキオスクを利用することはできません。パスポートを更新した場合は従来通りの入国審査が必要となりますのでご注意ください。APCはダニエル・K・イノウエ国際空港のほか、アメリカの主要空港に設置されています。

“Who Is Eligible to Use APC?
U.S. and Canadian passport holders and international visitors from Visa Waiver Program countries are eligible to use APC kiosks. Visa Waiver Program visitors must have Electronic System for Travel Authorizations(ESTA)approval prior to travel and have visited the United States on at least one occasion after 2008.”

キオスク(APC)に関する詳細はCBP(United States Customs and Border Protection)のウェブサイトをご確認ください。

自動入国審査端末「キオスク」(APC)の利用手順

  • 言語を選択(日本語にも対応)
  • 案内に沿ってパスポートをスキャン
  • 顔写真を撮影
  • 税関申告書、個人情報、渡航情報に関する質問に回答
  • 指紋の採取

手続きが完了した後、入国用の証明書(レシート)が発行されます。証明書は入国審査官へ提出してください。

3. 荷物を受け取る

Baggage Claim(荷物受取場)へ進み預けた荷物を受け取ります。手荷物はベルトコンベアに乗って流れてきますので、搭乗便名が表示されたターンテーブル前で待機しクレームタグを確認のうえ自身の荷物をピックアップしてください。フロアに手荷物が置かれている場合も多くありますので周囲の確認もお願いします。

4. 税関を通過し出口へ

税関申告書を提出し出口へ進みます。ランダムで荷物のX線検査を促される場合がありますので、保安官の指示に従うことが求められます。

さらに詳しく解説!2019年ハワイ入国の最新情報

ESTA(エスタ)申請・アメリカ電子渡航認証システムTOPに戻る

さらに詳しく解説!2022年ハワイ入国の最新情報

ハワイ到着後は入国審査をはじめ、入国のために手続きが必要となります。初めての海外旅行で英語が苦手な方にとって入国審査は緊張の場面になるかもしれません。緊張や不安を少しでも払拭いただくため、ハワイでの入国審査の流れについて詳しく解説します。

空港に着いたらすぐに入国審査が行われます

ホノルル空港に到着後、すぐに入国審査が行われます。飛行機から降りて空港内の順路に従い進むと入国審査場があり、入国審査場ではアメリカ市民または外国人で手続きが違うため並ぶ列が異なります。空港内の掲示に従い“Foreign Passport(外国旅券)”または”Not-Resident(非居住者)“と書かれた列に並びましょう。“American Citizen(アメリカ国民)”と書かれた列はアメリカ市民が対象となります。ホノルル空港では一般的に正面左側の列に日本人が並びます。空港内の保安官の指示に従い、指定の列に並びましょう。

列に並び呼ばれるまで待ちましょう

“Next”と呼ばれたら自身の順番です。呼ばれる前に審査官に近づいてしまうと注意を促されますので気をつけてください。入国審査の待機中にパスポートと機内で記入した税関申告書を手元に用意しておきましょう。以前は入国カード(I-94)の記入も必要でしたが、現在はESTA(エスタ)で事前に渡航認証許可を取得することにより記入が不要となりました。ビザを取得せずにハワイへ渡航する際はESTA(エスタ)申請が必須となりますので、早めの手続きをお願いします。

入国審査の質問は英語で行われます

入国審査官よりいくつかの質問が行われ、全て英語での応対が必要となります。入国審査における一般的な質問内容をご確認ください。

(1) What is the purpose of your trip?

ホワット イズ パーパス オブ ユア トリップ? 「あなたの旅行の目的は?」という質問です。
観光旅行の場合は“Sightseeing”(サイトシーイング)とお答えください。

(2) How long are you staying?

ハウ ロング アーユー ステイン? 「どのくらい滞在しますか?」という質問です。
5日間の場合は“5days”(ファイブデイズ)、7日間の場合は”One week”(ワンウィーク)など滞在日数をお答えください。また、滞在日数ではなく「いつ帰国するか?」と尋ねられることもあります。“When are you going back to Japan?”(ホェン アー ユー ゴーイン バック トゥ ジャパン?)と尋ねられた場合は帰国する便の日程を答えてください。すぐに英語で日程が伝えられない場合は、往路の航空券を提示してください。

(3) Where are you going to be staying?

ホェアー ユー ゴーイン トゥ ビー ステイン? 「どこに滞在しますか?」という質問です。
ハワイで滞在するホテルやコンドミニアムの名称をお答えください。家族や友人の家に泊まる場合や英語で伝えることが難しい場合は、税関申告書に記載した滞在先を提示してください。

審査官はネイティブの英会話であり早口で質問する場合もあります。質問の意味が分からない場合は“Please Once More”(プリーズ ワンスモア)「もう一度お願いします」と答えるか、審査官がもう一度言ってくれるのを待ちましょう。それでも審査官の質問が分からない場合は、審査官から”sightseeing?“(観光)や、“5days?“(5日間)など具体的な返答例がありますので、”Yes“または”No“で回答してください。入国審査に関しては英語のみでのやりとりとなります。ハワイへの渡航にあたり、最低限必要な英単語や困った時のために使うと思われる英会話などは、事前にメモなどに書き記しておくことをお勧めします。

指紋採取を行います

入国審査に関する質問が終わると指紋の採取を行います。審査官がジェスチャーで“Finger print”(指紋)と教えてくれるので、指定された機器の上に指を置いてください。採取した指紋は入国審査以外の目的に使用されることはありません。なお、過去にESTA(エスタ)を利用して入国したことがある渡航者は、指紋採取が免除される場合があります。

写真撮影を行って終了です

最後に写真撮影を行って入国審査は終了となります。指紋を採取した機械の上に、撮影用のカメラがついているので、そこをまっすぐ向いて撮影を行います。撮影の際、帽子やサングラスなどはあらかじめ外しておきましょう。入国審査官よりパスポートを受け取ったら審査が終了の合図です。“Thank you”(ありがとう)と声をかけて審査場を後にしましょう。

自動入国審査端末「キオスク」(APC)の導入について ハワイ入国の事前検査セーフ・トラベルズ・プログラム(トラベル&ヘルスフォーム)登録方法と記入例

自動入国審査端末「キオスク」(APC)の使用について

オアフ島のダニエル・K・イノウエ国際空港では2015年6月より、自動入国審査端末「キオスク」(APC)を導入しています。キオスクは入国審査官による審査を不要とし、端末上で入国に関する手続きを済ませることができる機器です。キオスクを使用する際は条件がありますので、以下の内容をご確認ください。

ESTA(エスタ)を利用した渡航者であること

キオスクはESTA(エスタ)で渡航する方のみ使用することができます。観光ビザや留学ビザ、グリーンカードなどで渡航する方はキオスクの利用対象外となりますので、入国審査官による手続きをお願いします。

過去にESTA(エスタ)による渡米歴があること

過去にESTA(エスタ)を利用して渡米した方がキオスクの利用対象となります。ESTA(エスタ)の有効期限が失効した方は再びESTA(エスタ)を申請し、渡航認証許可を取得することでキオスクの利用が認められます。

パスポートの更新・変更をしていないこと

前述の条件を満たしている場合でも、パスポートを更新した方はキオスクを利用することができません。過去に渡米した際に使用したパスポートを更新または変更した方は、キオスクの利用対象外となります。また、パスポートの有効期限が切れた方は、ESTA(エスタ)も同時に失効となります。パスポートの有効期限が半年未満の方は、更新した後にESTA(エスタ)申請を行うことを推奨します。

キオスク端末(APC)が使用可能な空港

2022年1月現在、キオスク端末(APC)はハワイのホノルル空港を含むアメリカ国内43か所の空港に設置されています。

APC kiosks are currently operational at the following airports

  1. Hartsfield-Jackson Atlanta International Airport (ATL)
  2. Aruba Queen Beatrix International Airport (AUA)
  3. Abu Dhabi International Airport (AUH)
  4. Austin-Bergstrom International Airport (AUS)
  5. Boston Logan International Airport (BOS)
  6. Charlotte Douglas International Airport (CLT)
  7. Chicago Midway International Airport (MDW)
  8. Chicago O’Hare International Airport (ORD)
  9. Detroit Metropolitan Wayne County Airport (DTW)
  10. Dublin International Airport (DUB)
  11. Edmonton International Airport (YEG)
  12. Fort Lauderdale-Hollywood International Airport (FLL)
  13. Halifax Stanfield International Airport (YHZ)
  14. Honolulu International Airport (HNL)
  15. Houston George Bush Intercontinental Airport (IAH)
  16. Las Vegas McCarran International Airport (LAS)
  17. Los Angeles International Airport (LAX)
  18. Miami International Airport (MIA)
  19. Mineta San Jose International Airport (SJC)
  20. Minneapolis-Saint Paul International Airport (MSP)
  21. Montreal-Pierre Elliott Trudeau International Airport (YUL)
  22. Nassau Lynden Pindling International Airport (NAS)
  23. New York-John F. Kennedy International Airport (JFK)
  24. Newark Liberty International Airport (EWR)
  25. Oakland International Airport (OAK)
  26. Orlando International Airport (MCO)
  27. Philadelphia International Airport (PHL)
  28. Phoenix Sky Harbor International Airport (PHX)
  29. Pittsburgh International Airport (PIT)
  30. Portland International Airport (PDX)
  31. Raleigh-Durham International Airport (RDU)
  32. Reno International Airport (RNO)
  33. Philadelphia International Airport (PHL)
  34. Phoenix Sky Harbor International Airport (PHX)
  35. Pittsburgh International Airport (PIT)
  36. Portland International Airport (PDX)
  37. Raleigh-Durham International Airport (RDU)
  38. Reno International Airport (RNO)
  39. Philadelphia International Airport (PHL)
  40. Phoenix Sky Harbor International Airport (PHX)
  41. Pittsburgh International Airport (PIT)
  42. Portland International Airport (PDX)
  43. Raleigh-Durham International Airport (RDU)
  44. Reno International Airport (RNO)
  45. Salt Lake City International Airport (SLC)
  46. San Diego International Airport (SAN)
  47. San Francisco International Airport (SFO)
  48. Seattle Sea-Tac Airport (SEA)
  49. Tampa International Airport (TPA)
  50. Toronto Pearson International Airport (YYZ)
  51. Vancouver International Airport (YVR)
  52. Washington Dulles International Airport (IAD)
  53. William P. Hobby International Airport (HOU)
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更新日 : 2022/04/20