ノースショア観光の人気スポット9選 定番から穴場まで徹底紹介

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ノースショア観光の人気スポット9選 定番から穴場まで徹底紹介

更新日:2023/12/26

ノースショア観光の人気スポット9選 定番から穴場まで徹底紹介

ハワイ州オアフ島の壮大な自然溢れるエリア“ノースショア”。美しいビーチが点在する海岸は夏季と冬季でがらりと景観が異なり、各シーズンに魅力があります。夏は波が穏やかなシュノーケリングの人気スポット、冬はサーフィンのプロたちが命がけで挑む破壊的なビッグウェーブが発生する場所へと季節によって変化します。そんなノースショアのビーチの特徴や歴史的スポット、お店やリゾートホテルなどの定番から穴場まで詳しく紹介します。

ノースショア(North Shore)とは

オアフ島のノースショアは島北部に位置するカエナポイントから、カフクまでのエリアを指しています。ワイキキからは車で1時間程の距離にあり、かつてハワイの主要産業だったサトウキビやパイナップル畑が広がっていた地域です。現在はノースショアのメインタウンであるハレイワを中心に、ノスタルジックな町並みが人気で大勢の観光客が訪れています。また、サーフィンの聖地としても知られ、世界的に有名なサーフポイントが数多くあります。冬季にはサーフィンの上級者とプロを惹き付ける巨大な波が立ち、美しいビッグウェーブを目指して世界中からサーファーが集まる場所です。

ノースショアの特徴

サーフィンの聖地

オアフ島ノースショアには毎年冬になると世界随一と言える美しいビッグウェーブが訪れます。ワイメア・ベイやサンセットビーチ、”バンザイ・パイプライン”で有名なエフカイビーチなどのサーフポイントが有名で、冬季の波は世界のトップサーファーが命がけで挑む破壊的な高さになるほどです。世界最大のサーフィン大会のひとつである”ヴァンズ・トリプル・クラウン・オブ・サーフィン”をはじめ、ワイメア・ベイでは”クイックシルバー・イン・メモリー・オブ・エディ・アイカウ(通称:エディ)”など多くの大会が開催されてきました。 “エディ”は実施にあたり波の高さの条件が約40ft(約12m)を超えることなど厳格な基準が設けられた大会で、1985年の初回から10回しか開催されていない貴重なイベントです。冬季は荒々しい海となりますが、夏季は波が穏やかでシュノーケリングも楽しめます。

サトウキビ農園の歴史

ノースショアのワイアルアというエリアはかつてサトウキビ産業で栄えた場所です。肥沃(ひよく)な土地にサトウキビ農場が切り拓かれ、シュガーミル(砂糖を精製する工場)が造られました。日本やフィリピンをはじめとする世界各国から労働者が移り住み開拓された後、ハワイの大きな産業へと発展。1865年から開始されたシュガーミルは、最盛期には2万tもの砂糖を供給したと言われています。1990年代に入ると徐々に産業が衰退し、1996年に閉鎖するまでのプランテーション農業時代には主要な場所でした。現在ワイアルア・シュガーミルの跡地にはお土産を販売するワイアルア・コーヒーショップやサーフショップ、ソープファクトリーがあり、毎週土曜には敷地内でファーマーズマーケットが開かれています。サトウキビ農園だった敷地の一部はコーヒーやカカオが栽培され、”ワイアルア・エステート・コーヒー&チョコレート”というブランドで商品化されています。

豊かな農産物の生産地

かつてはサトウキビとパイナップルの2つが主な農産物でしたが、現在は鉄分の多い肥沃(ひよく)な土地と微気候を利用して、あらゆる種類の果物や野菜を栽培する農家が増えています。特産品のコーヒーをはじめパイナップルやパパイヤ、カカオ、アスパラ、コーンなど多くの農産物が生産されています。ファーマーズマーケットで直接農家から新鮮な青果物を購入できるほか、土産品も充実。カフクファームではカフェを設営し、農園で採れたものを使用してスムージーや手作りのアイスクリーム、パニーニなどを提供しています。また、その他にもリリコイバターやハンドソープなどオリジナルの加工品も購入できます。

海の生物に出会うビーチ

オアフ島は東西南北にある全ての海岸が美しく、それぞれに特徴があります。ノースショアの魅力はサーフィンの聖地と呼ばれる巨大な波だけではありません。人気観光スポットのラ二アケア・ビーチは砂浜で甲羅干しをしているウミガメに出会う確率が高いことで有名です。ハワイ語で「ホヌ」と呼ばれるウミガメは、出会うと幸運をもたらすと言われています。ハワイではホヌを見かけたら最低10ft(約3m)の距離を置くことがルールとして定められています。イルカは45m以上、ハワイアンモンクシール(アザラシ)は15m以上、さらに親子の場合は45m以上など、推奨される距離があるので遠くからそっと見守りましょう。また、サンゴや岩場に囲まれたシュノーケリングのスポット、シャークスコーブは特におすすめ。シュノーケリングの最適なシーズンは、波が穏やかな夏となります。

ガーリックシュリンプが有名

エビの養殖場があるノースショア“カフク”の名物グルメといえば、ガーリックシュリンプ。プリッとした大きなエビをたっぷりのガーリックソースにからめてご飯と一緒に食べるプレートランチは、病みつきになる味わい。地元のローカルにも人気のグルメとなっています。この場所の起源はノースショアで1975年に淡水養殖の研究が行われ、カフク地区を中心にエビの養殖が盛んとなったことに遡ります。現在はカフクだけでなくハレイワにもガーリックシュリンプのランチワゴンが多数あるので、お店によって異なる味付けを食べ比べてみましょう。

ノースショアでショッピングを楽しめる観光スポット

ハレイワタウン / Haleiwa Town

ハレイワタウン

ノースショアで最も栄えているエリアがハレイワです。観光地として開発され、ショップやカフェ、レストランなどが集結しています。主なスポットは店舗数が20程ある2つのショッピングコンプレックス、“ハレイワ・ストアロッツ”と“ノースショアマーケットプレイス”です。ハレイワ・ストアロッツでは行列のできる”マツモトシェイブアイス”や上質なセレクトショップの”グアバショップ”が必見。また、ノースショアマーケットプレイスではハワイ限定”パタロハ”やハレイワ店限定商品が手に入る”パタゴニア”、インテリア雑貨の人気店”ソーハリビング”がおすすめです。ショッピングコンプレックス内ではありませんが、徒歩圏内のサーフショップ”サーフ&シー”ではビーチアイテムやオリジナルTシャツが人気となっています。

Haleʻiwa Store Lots
住所:66-111 Kamehameha Hwy. Haleiwa, HI 96712
公式ウェブサイト:Haleiwa Store Lots
North Shore Marketplace
住所:66-250 Kamehameha Hwy, Haleiwa, HI 96712
公式ウェブサイト:North Shore Marketplace

カフクファーム / Kahuku Farms

カフクファーム

ハレイワから車で30分程の距離にある、カフクで人気の農園“カフクファーム”。果物や野菜を栽培している農園の中に直営カフェがあるのが特徴です。自家栽培の新鮮な農作物を使用したメニューで、手作りアイスクリームをのせたパパイヤやスムージー、パニーニはどれも絶品。ハワイでは輸入が一般的なアサイーベリーも、この農園で栽培しアサイーボウルを提供しています。また、リリコイバターやはちみつ、ボディケアアイテムなどの加工品はお土産にとても人気です。オンライン予約で参加可能な農園ツアーもあるため、訪れる際には事前に予約をしましょう。

住所:56-800 Kamehameha Hwy. Kahuku, HI 96731
公式ウェブサイト:Kahuku Farm

ワイアルア・ファーマーズ・マーケット / Waianae Farmers Market

ワイアルア・ファーマーズ・マーケット

ワイアルアにあるサトウキビ工場跡地“オールド・シュガーミル”の敷地内で毎週土曜朝8:30〜13:00に開催されているファーマーズマーケット。地元農家のフレッシュなフルーツや野菜、生花、ハーブ、植物の他にジャムや焼き菓子、ジュエリーやアートなどのお店が出店されています。ホノルルのカカアコやKCCファーマーズマーケットと比較すると規模は小さいですが、古き良きノースショアの雰囲気を感じる青空市場は独特の魅力があります。

住所:67-106 Kealohanui St. Waialua, HI 96791
公式ウェブサイト:Waialua Farmers Market

ノースショアで自然を楽しめる観光スポット

ラニアケアビーチ / Laniakea Beach

ラニアケアビーチ

ハワイ語で広い空を意味するラニアケアビーチは、通称“タートルビーチ”とも呼ばれています。甲羅干しするウミガメに出会う確率が高いことで知られる人気スポットです。ラニアケアビーチは餌になる海藻が豊富で安全なことから、多くのウミガメが陸にやってくると言われています。午前中に海藻を食べ、昼過ぎから甲羅干しのために上陸することが多いため、午前11:00〜午後14:00頃の時間帯が狙い目です。特に夏(5月〜9月)の晴天日には遭遇率が高くなります。ウミガメはハワイでは「ホヌ」と呼ばれ、古くから幸運の象徴として大切にされてきました。触れることは禁止されているため、ビーチにいるウミガメの周りに張られるロープの外側から観察しましょう。保護や観察を行っているNPO法人”Malama na Honu”によって、ラニアケアのウミガメには名前が付けられています。

住所:61-574 Pohaku Loa Way, Haleiwa, HI 96712
公式ウェブサイト:NPO法人 Malama na Honu

ワイメア・ベイ・ビーチパーク / Waimea Bay Beach Park

ワイメア・ベイ・ビーチパーク

ノースショアのワイメア渓谷からワイメア川が続いて海に流れ込む場所にあるビーチです。ワイメア湾に面しているためワイメア・ベイ・ビーチと呼ばれています。夏は波が穏やかで透明度が高く、海水浴とシュノーケリングが楽しめます。駐車場とトイレ、シャワー、更衣室と常駐のライフセーバーもいるため、非常に人気で常に混み合っているスポットです。冬は巨大な波が立ち、条件を満たした時のみ開かれるサーフィンコンテスト”クイックシルバー・イン・メモリー・オブ・エディ・アイカウ”の開催地となります。映画『ソウル・サーファー』のロケ地にもなった美しいビーチです。

住所:61-031 Kamehameha Hwy. Haleiwa, HI 96712
公式ウェブサイト:Waimea Bay (ハワイ州観光局)

シャークスコーブ / Shark’s Cove

シャークスコーブ

世界有数のダイビングスポットであるシャークスコーブは、浅瀬でのシュノーケリングが人気です。岩と珊瑚に囲まれたエリアで泳ぐバタフライフィッシュや、ブダイの仲間など多くの種類の魚を見ることができます。ウミガメが訪れることもあり、美しい海の生物に癒やされる最高の時間を過ごせるでしょう。冬は波が高く危険なため、シュノーケリングは夏限定のアクティビティとなります。海に入る際はゴツゴツとした岩が多いので、足を怪我しないようにマリンシューズを着用しましょう。また、この場所は海洋生物保護地区に指定されています。ビーチの手前には、無料で利用できる駐車場があります。

住所:59-711 Kamehameha Hwy. Haleiwa, HI 96712
公式ウェブサイト:Shark’s Cove

ノースショアで歴史を味わえる観光スポット

ドールプランテーション / Dole Plantation

ドールプランテーション

オアフ島で最も人気観光スポットのひとつでもあるドールプランテーションは、年間100万人もの観光客が訪れます。昔はサトウキビと並びハワイ産業を支えたパイナップルの生産地で、日本からの移民も多く働いていた歴史あるエリアです。ドールプランテーションは1950年にフルーツスタンドとして営業をスタートし、1989年からはパイナップルの商品販売だけでなくパイナップル・エクスペリエンスとして開園されました。現在はガーデンツアーやパイナップルエクスプレス列車ツアーなどを行っています。プランテーション時代を彷彿とさせる赤土のパイナップル畑が今も残り、甘くジューシーなパイナップルを食べることもできます。昔ながらのハワイを五感で満喫できる場所です。

住所:64-1550 Kamehameha Hwy. Wahiawa, HI
公式ウェブサイト:Dole Plantation

ワイメア渓谷 / Waimea Valley

ワイメア渓谷

ワイメアの滝があるワイメア渓谷は「カフナの渓谷」と呼ばれ、古代ハワイアンのカフナ(霊力者、僧侶、祈祷師)が病気を癒すために祈祷を行った場所と言われています。現在は植物園として観光客に人気のスポットです。入り口からワイメアの滝までは約1kmの遊歩道があり、種類豊富なハワイ固有植物や野鳥を観察することができます。ハワイの大自然と数百年の歴史を感じられる壮大な渓谷です。また、この渓谷は昔ネイティブハワイアンが山頂から海岸までを一村として分類し、生活区域として「アフプアア」と呼んでいた場所となります。各区域に川が流れ、タロイモ栽培に使用された水田もあり自給自足が可能な環境だったと言われています。

住所:59-864 Kamehameha Hwy. Haleiwa, HI 96712
公式ウェブサイト:Waimea Valley

ポハクラナイ / Pohaku Lanai

ポハクラナイ

カイアカ・ベイ・ビーチ・パークの芝生の上に鎮座する高さ約4m、全周約28mの巨大な岩“ポハクラナイ”。絶妙なバランスで重なった2つの石灰岩で、通称「バランスロック」「ベルロック」とも呼ばれています。タヒチから流れ着き霊力を持ったという言い伝えがあり、訪れると願いが叶うとされるパワースポットです。ハワイでは昔からポハク(石・岩)にはマナ(霊力)が宿ると信じられ、大切にされてきました。ポハクラナイは古代ハワイアンたちが岩の上に供物を置き、神官が上に登り魚の群れを見つけると鐘のように岩を叩いて漁師たちに知らせたとも言われる神聖な場所です。また、野球の大谷翔平選手が訪れたことで知られ、さらに注目されています。

住所:66-449 Haleiwa Rd. Haleiwa, HI 96712

ノースショア観光の2泊3日モデルプラン

ノースショアにはいくつかのホテルがありますが、唯一の大型リゾートホテルがカフクのタートル・ベイ・リゾートです。2021年のリニューアルで素敵な内装へ改装されただけでなく、プールやレストラン、ゴルフコース、テニスコート、サーフレッスンや乗馬など充実したアクティビティも魅力で飽きることなく楽しめます。ホノルルから離れたノースショアでの連泊旅は日本の方には珍しいですが、アメリカ本土や他国からの旅行者には多く見られます。今回は新しいタートル・ベイ・リゾートに拠点を置いて過ごす3日間のモデルプランを紹介します。

1日目

15:00〜
ホノルルからノースショアに到着したらホテルにチェックイン。タートル・ベイ・リゾートのお部屋はメインのホテル棟とオーシャン・バンガロー、オーシャンヴィラの3つのカテゴリに分かれています。プライベート感を重視する場合はオーシャン・バンガローがおすすめです。オーシャン・バンガローはメインのホテル棟とは離れた場所にあり、ビーチ沿いのお部屋になります。広いテラスでワインやおつまみを持ち込み、乾杯をしてドライブの疲れを癒やしましょう。

18:00〜
夕日を見に砂浜を散歩しましょう。およそ8kmに渡る海岸線に面したリゾートではダイナミックなサンセットが眺められるのも醍醐味のひとつです。

19:00〜
初日の夕食はホテル内のカジュアルなレストラン”ロイズ・ビーチハウス”で。ビーチサイドにあるダイニングは、ハワイの著名シェフ “ロイ・ヤマグチ”氏がプロデュースしています。フレンチとアジアンテイストのユニークな料理を堪能しましょう。

2日目

9:00〜
大人専用プールでは午前9:00〜午後6:00の時間帯は、6人まで利用できるカバナが予約可能です。プールで泳いだらカバナでマイタイを飲んだり、リフレッシュメントを食べたり、読書をしたりと好きなように大人の寛ぎ時間を過ごしましょう。ジャグジーやプールで寝そべることが可能なラウンジチェアもあり、リラックスできます。

13:00〜
ホテルから車で10分程のカフクファームまで出掛けたらヘルシーなランチを食べましょう。農園で採れたアサイーベリーの特製アサイーボウルやスムージーでビタミン補給もバッチリです。

15:00〜
タートル・ベイ・リゾートでのユニークなアクティビティのひとつ”Surf with a Pup”に参加して、犬とサーフボードに乗って波乗りにチャレンジしましょう。サーフィン初心者にもおすすめのアクティビティのため、水があまり得意ではない大人も子供も犬と一緒なら緊張が和らいで、海が好きになるきっかけとなるかもしれません。

18:00〜
夕食は海を望むホテル内レストランの”アライア”で団欒のディナータイムを。地元農家であるクイリマ・ファーム産のトマトやビーツ、スイカなどを使用したモダン・ハワイアンフードをいただきます。

3日目

8:00〜
朝一番に水着に着替えて海へ。ホテルから徒歩5分の距離にあるビーチ“クイリマ・コーブ”ではシュノーケリングが楽しめます。清々しい朝を過ごしてシャワーを浴びてから、11:00にはチェックアウトをしましょう。

11:00〜
ノースショアから東回りでホノルル方面へ向かいましょう。左手には青い海、右手に緑豊かな山景を眺めながらのドライブは爽快感があります。途中のカネオヘエリアにある”ワイホレ・ポイ・ファクトリー”に立ち寄ることを忘れずに。行列のできるハワイアンフードのプレートランチ店ですが、ここで販売しているアイスクリームのスイートレディはカネオヘを通ったら見逃せないスイーツです。クロロと呼ばれるタロイモを潰した温かいスイーツに、ココナッツ風味のアイスクリームが乗った絶妙な組み合わせは癖になること間違いありません。

山海の大自然と長閑な街が残るオアフ島ノースショア

古代ハワイアンから受け継ぐ昔ながらのハワイの歴史が残るオアフ島ノースショアは、都会的なホノルルとは異なる魅力があります。壮大な山と海の大自然に囲まれたパワースポットが多く存在し、滞在するだけで穏やかな時間を体験できる不思議なエリアです。ホノルルから日帰りで訪れるのも良いですが、可能であればノースショアのリゾートに宿泊し朝日と夕日、そして星空を眺めれば、ハワイの魅力をより身近に感じられるでしょう。日頃の喧騒を忘れ心身ともにリフレッシュするなら、ノースショアが最適です。

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