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中国を訪問したブリンケン国務長官は26日、ホワイトハウスを通じて習近平国家主席らと会談を行ったと発表。ロシア国防産業省への協力に対する懸念を伝え、今後も支援を続ける場合は追加制裁を行うと警告しました。アメリカは台湾の人権侵害などに絡み対中政策を打ち出しており、すでに100以上の中国企業や団体が経済制裁の対象となっています。ブリンケン氏が示した追加制裁は中国に対する圧力で、さらなる勢力の拡大を抑止したい考えです。
アメリカ政府はブリンケン氏の訪中に際し、「ロシアの戦車や弾薬の生産拡大は中国による支援の効果である」と強調。習主席や王毅(ワン・イー)政治局員兼外相との会談を終えたブリンケン氏は記者団に対し、「ロシアへの支援を止めない限りアメリカはさらなる行動に出ると通告した」と述べています。
一方の習近平国家主席は、「両国はライバル関係ではなくパートナーであるべき」とコメント。アメリカは中国の経済発展を妨げているとの懸念を改めて表明し、前向きな見方を期待すると述べました。また、王毅氏も同調を示し、「経済問題は米中関係の安定と前進のため善処しなければならない。シャツの第1ボタンを正しく留める様に、互いが根本的に敬意を払う必要がある」と独自の比喩を用いて説明。解決すべき課題が多く、さらに努力する余地があると指摘しました。
中国は昨年もロシアとの貿易や台湾問題をめぐりアメリカ側に反論し、「いかなる国家も国際的な交流を妨げてはならない」と主張。根拠のない非難を繰り返しているとして、アメリカ政府を非難しました。今回の会談は両国による立場の隔たりがさらに際立ち、具体的な進展が見られないことで安定化の実現は不透明な状況が続くと予想されます。
更新日 : 2024年5月8日
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