更新日 : 2024/04/09
更新日 : 2024/05/14
更新日 : 2024/04/10
更新日 : 2024/03/12
更新日 : 2023/11/08
更新日 : 2024/04/15
更新日:2024/04/29
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アリゾナ州フェニックスに位置するMLBチーム”アリゾナ・ダイヤモンドバックス”の本拠地、“チェイス・フィールド”。1998年に開場したこの球場は、開閉式の屋根や世界唯一のプール付きの座席など、北米で最も暑い都市ならではの設備が揃っているのが特徴です。チェイス・フィールドの歴史やアクセス方法だけでなく、アリゾナ・ダイヤモンドバックスの歴代選手や達観戦方法、球場内の名物グルメについても紹介します。
アリゾナ州フェニックスに位置するMLBアリゾナ・ダイヤモンドバックスの本拠地、“チェイス・フィールド”。1998年の開場当初は、命名権を獲得したバンクワン銀行が「バンクワン・ボールパーク」と名付けていましたが、2005年からは現在の名称に改称されています。この球場の建設にはフェニックス市が消費税を2%上げて捻出した資金を含む、総額3億4,900万ドルが投じられたことでも話題となりました。スタジアムの収容人数は4万9,033人で、2019年からはグラウンドに人工芝を導入しています。
メジャーリーグベースボール(MLB)のナショナルリーグ西地区に所属する“アリゾナ・ダイヤモンドバックス”。本拠地である“チェイス・フィールド”と同様に近年設立された新しいチームです。1998年のメジャーリーグベースボール拡張に伴い創立。初年度は負け越しが続き困難を極めましたが、2001年には球団創設4年目にしてワールドシリーズ優勝を成し遂げる偉業を達成しています。
またチームマスコットの「バクスター・ザ・ボブキャット」は、球団名とは異なる動物をモチーフにしたユニークな存在として知られています。新たなチームカラーには、アリゾナ州の観光地であるセドナの岩とソノラ砂漠の砂をイメージした深い赤とベージュを採用。地域との繋がりを強化する工夫が見て取れるでしょう。これらの背景からアリゾナ・ダイヤモンドバックスとチェイス・フィールドは、短期間で成功を収めたファンに愛されるチーム、および球場として認知されています。
本拠地 | チェイス・フィールド(Chase Field) |
所在地 | 401 E Jefferson St, Phoenix, AZ 85004 |
開場時間 | 試合開始時間の90分前~(日~木曜日)、試合開始時間の120分前~(金・土曜日) |
ダグアウト | ダイヤモンドバックス:3塁側、ビジターチーム:1塁側 |
フィールド(芝) | 天然芝(〜2018年)/人工芝(2019年〜) |
荷物の持ち込みルール | クリアバッグ(12インチ×12インチ×6インチ)(30cm×30cm×15cm以内))のみ可。 小型カメラの持ち込み可※レンズの長さが8インチ(20cm)以上、幅4インチ(10cm)以上のカメラは不可。 |
チケットはMLB公式ウェブサイトのほか、複数の販売サイトで購入することができます。まず希望の試合日時と対戦相手、座席を選びましょう。なお、アカウントの新規登録を求められた場合は作成します。次に購入画面で住所、クレジットカード番号を入力し、購入ボタンを選択。購入後は登録したEメールアドレスにQRコードが届くので、試合当日に会場で係員にコードをスキャンしてもらってから入場します。
チケット料金は試合日時や座席の位置、また対戦チームによっても異なります。試合日が近づくにつれて値上がりする場合があるため、事前にウェブサイトをチェックすることをおすすめします。
球場内で最もおすすめの座席エリアはプール付きの右中間外野席です。グループのみ予約可能な席ですが、この場所での試合観戦は忘れられない体験になること間違いなし。ダイヤモンドバックスを応援するなら3塁側の1階席が最適です。試合中の選手たちの姿を間近で見ることができて臨場感たっぷりです。ビジターチームを応援する場合は、1塁側1階席がおすすめ。観客席からベンチが近く、応援するチームや選手のアクションをより間近でで楽しむことができます。
球場内で開催されているスタジアムツアーでは、通常は非公開の選手の控え室やVIPエリアの見学が可能です。このツアーでは、ツアーガイドがダイヤモンドバックスの歴史やトップ選手などを中心に説明しながら巡ります。また、ワールドシリーズ制覇の優勝トロフィーなど、ここでしか見られない貴重な展示品も見逃せません。ツアーに参加することでより球場とチームへの理解が深まっていくでしょう。日程や申し込み方法は、公式サイトでご確認ください。
試合観戦中に一度外に出なければならない場合でも安心です。この球場では“A、F、J、Kゲート”を利用することで試合中でも再入場が可能になります。ただし再入場にはチケットの再スキャンが必要なため、注意しましょう。
球場内では伝統的なアメリカ料理だけでなく、メキシコ料理も楽しめます。その中でも一際存在感を放っているチェイス・フィールド名物“チュロ・ドッグ”。通常のソーセージを挟んだタイプのホットドッグとは異なり、パンの代わりにドーナツ生地でチュロスを挟んだスイーツドッグです。チュロスの上にアイスクリームとフローズンヨーグルトに加えて生クリームをトッピングし、チョコレートとキャラメルの2種類のソースをかけたこの一品は、ボリューム満点なアメリカンな味わいでクセになります。
日本人選手、平野佳寿は2018年から2019年にかけてアリゾナ・ダイヤモンドバックスに所属しました。彼が選んだ背番号「66」は、“ワールド・ベースボール・クラシック(WBC) ”日本代表時と同じ番号です。2018年3月29日、チェイス・フィールドで開催された“コロラド・ロッキーズ戦”が彼のデビュー戦となりました。その後セットアッパーとして活躍し、7月までの計26試合連続で無失点を記録。これは日本人投手としてMLB史上2位となる無失点記録です。同年通算75試合に登板し、4勝3敗、防御率2.44、32ホールドを達成。これらの成績により、全米野球記者協会(WBAAA)アリゾナ支部から「新人王」に選出されています。
時間がない場合や快適に移動したい場合はタクシーの利用がおすすめ。交通状況にもよりますが所要時間は約11分で、料金は約17ドルから25ドルです。どちらのアクセス方法も空港からチェイス・フィールドまでの移動が容易です。