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オースティン国防長官は6日、米国製の兵器でロシア領を攻撃したウクライナ軍について言及。高機動ロケット砲システムHIMARS(ハイマース)を使用し、ロシア軍のミサイル基地を爆破した作戦を称賛しました。オースティン氏は訪問先のフランス・ノルマンディーで会見を開き、「ウクライナは積極的にロシアの要衝を攻撃し多大なダメージを与えた。今回の作戦はウクライナにとって非常に有益で、有利なものとなるだろう」と強調。一時劣勢となっていたウクライナ軍に武器が供与されたことで、反撃能力が劇的に上昇したと評価しました。また、連邦議会で対ウクライナ支援法案の可決が停滞していた件について、「決定まで時間を費やしたが民主・共和両党の意見が一致した。アメリカはウクライナを見捨てない」とコメント。今後もあらゆる面で支援を続ける意向を示しました。
オースティン氏は第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦から80年の節目に合わせ、6日にバイデン大統領やブラウン統合参謀本部議長らと記念式典に出席。フランスのマクロン大統領や英国のスナク首相のほか、カナダのトルドー首相を含む20人以上の首脳らと面会し意見を交わしました。
一方のロシア軍は5月10日よりウクライナへの侵攻を強め、ハルキウで新たな地上攻撃を開始。こうした状況を受けてウクライナ軍はアメリカ政府にHIMARS(ハイマース)の使用許可を要請し、バイデン大統領は5月30日にロシア領への攻撃を承認しました。ただし、攻撃対象はロシア軍が重点を置く国境付近のハルキウに限定し、民間人への被害を食い止めるため他州での使用を禁止しています。4日にウクライナ軍が攻撃した地域は国境を挟んだベルゴロドで、ロシア軍の被害は明らかになっていません。
バイデン氏はノルマンディーでの会見で、「今後も激しい侵攻が予想されるが、我々は妥協せず立ち向かう。独裁者のプーチン氏を決して許してはならない」と痛烈に批判しました。
更新日 : 2024年6月23日
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更新日 : 2024年6月20日
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