トランプ氏の公判でアメリカの支持率に変化 バイデン氏が4%差でリード

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トランプ氏の公判でアメリカの支持率に変化 バイデン氏が4%差でリード

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現地時間4月15日、元女優との不倫に関する口止め料をめぐり業務記録を改ざんした問題でトランプ前大統領はニューヨークの裁判所に出廷しました。当日は採用する証拠など手続き面の協議が行われた後、午後から陪審員の選任を開始。陪審員は証言や証拠を検討し有罪・無罪を判断する権限が与えられ、地裁があるニューヨーク市マンハッタンから12人の市民が選出されます。同地区における人種の割合は白人が45%を占め、次いでヒスパニック27%、黒人17%、アジア系14%で民主党(与党)支持者が多い点が特長です。しかし、陪審員選びは難航しており、初日に指名された市民96人のうち半数以上がトランプ氏に対し「公正かつ公平ではない」と申告し陪審員候補から除外されました。現在も陪審員の選出が行われていますが、「知名度の高いトランプ氏を客観的に裁くことができる市民は非常に少ない」と専門家は指摘し初公判から異例の事態となりました。公判は毎週月・火・木・金曜に行われ、6月頃まで続く見通しです。
陪審員の決定を踏まえて、公判は検察による意見陳述と証人尋問での証拠立証。これを受けて弁護団は反対尋問と弁護側証人による立証見分を行います。証人はトランプ氏の息子のほか、娘婿のジャレッド・クリシュナ―前大統領上級補佐官、マイケル・コーヘン元顧問弁護士、スティーブ・バノン前大統領戦略顧問、ルドルフ・ジュリアーニ前個人弁護士(元ニューヨーク市長)、元女優のストーミー・ダニエルズ氏、モデルのカレン・マクドゥーガルさんらが出廷する見込みです。証言後は裁判長による法的解釈と訴訟指揮を経て、陪審員による議論を開始。陪審員による判断は全員一致が原則で、有罪となった際は裁判長がトランプ氏に量刑を言い渡します。判決は独立記念日(7月4日)になると予想され、有罪が言い渡された場合は執行猶予が伴う見通しです。
また、トランプ氏の初公判を受けて、アメリカ国内の支持率も変化しています。これまで僅かにトランプ氏が有利でしたが、一部の世論調査ではおよそ4%の差をつけてバイデン氏がリードしています。各社が集計した最新の支持率は以下の通りです。(4月16日時点)

  • REUTERS:バイデン氏(41%) トランプ氏(37%)
  • IBD/TIPP:バイデン氏(43%) トランプ氏(40%)
  • The Market:バイデン氏(52%) トランプ氏(48%)
  • The New York Times:バイデン氏(46%) トランプ氏(47%)
  • Morning Consult:バイデン氏(43%) トランプ氏(44%)

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参考元:USA TODAYNEWS WEEK