デサンティス氏がトランプ候補への協力を表明 「打倒バイデン氏」でアメリカ大統領選へ

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デサンティス氏がトランプ候補への協力を表明 「打倒バイデン氏」でアメリカ大統領選へ

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11月の大統領選挙で復帰を目指す共和党のトランプ前大統領(77)は28日、党内指名候補を争ったフロリダ州のデサンティス知事(45)と会談を行ったと発表。今年1月にデサンティス氏が選挙戦から撤退して以来、両氏の会談は初めてとなります。会談はデサンティス氏の要望によって手配され、共通の知人である不動産投資家のウィトコフ氏が会場等を用意。両氏は選挙戦の資金集めで協力し、現職のバイデン大統領との対決に向けてトランプ陣営の勢力を拡大する方針で一致しました。
会談についてトランプ氏の側近は、「マイアミのゴルフ場シェルベイ・クラブで数時間にわたり協議を行った」と説明。デサンティス氏は先週末から同クラブに滞在しており、トランプ氏とのブランチを望んでいたと述べました。トランプ氏と旧知の仲であるウィトコフ氏は、これまでもマイアミで多くの共和党大会を企画。共和党への募金活動を積極的に行っており、トランプ氏のために最善を尽くすと公言しています。
現在4つの刑事裁判を抱えるトランプ氏は資金集めで苦戦を強いられ、支持率でもバイデン氏にリードされていると政治アナリストらは指摘。裁判を乗り切るための弁護士費用が重荷となり、かつてのライバルであったデサンティス氏に協力を求めた形です。トランプ氏は党内大会でデサンティス氏を「偽善者」と呼び激しく非難してきましたが、今回の会談を機に両氏の関係は修復したとみられます。
一方のデサンティス氏は4月初旬に行った支持者らとの会合で、「今後はトランプ氏の近くで陣営を支える」と発表。立候補を撤退した際の会見でもトランプ氏への支持を表明していましたが、応援演説などの協力体制を築いていませんでした。デサンティス氏は2028年の大統領選を見据えて、党内で圧倒的な影響力を持つトランプ氏との関係修復を図ったとみられます。また、議会上院で院内総務を務める共和党のマコネル氏(82)は、4年後の選挙戦においてデサンティス氏の支持を表明。党内の勢力争いにも変化があらわれました。こうした中、今年3月に選挙戦から徹底したヘイリー元国連大使(52)は未だトランプ氏への支持を示していません。アメリカ大統領選挙における今後の主な予定はこちらをご確認ください。

参考元:Cable News NetworkThe Washington Post