ヘイリー候補が撤退を表明 アメリカ大統領選挙の共和党代表はトランプ氏に

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ヘイリー候補が撤退を表明 アメリカ大統領選挙の共和党代表はトランプ氏に

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元国連大使のヘイリー氏は6日、今年11月に行われるアメリカ大統領選に向けた共和党の候補者指名争いからの撤退を発表。予備選挙と党員集会における戦績は2勝のみで、「選挙活動を引退する時が来た」と会見で語りました。15州・1地区で予備選挙が集中した5日の「スーパーチューズデー」では、トランプ氏が15勝で圧倒的な強さを誇示。これに伴い共和党はトランプ氏の代表指名が決定し、本選で民主党のバイデン大統領との一騎打ちに臨む形となります。
撤退表明を行ったヘイリー氏は「私は懸命に選挙戦を戦い抜いたので後悔はしていない。トランプ氏の幸運を祈る」と述べましたが、今後の意向や副大統領候補に関する質問については明言を避けました。会見では経済政策や社会主義の脅威に加え、ウクライナやパレスチナにおける紛争問題の重要さを強調。選挙中に取り上げていた協調的な政策に触れ、支援者らに向けて謝意を述べました。
また、ヘイリー陣営はスーパーチューズデー直後の会見で、「予備選挙で2勝を挙げた初の女性候補を支援でき誇りに思う。依然としてトランプ氏に対し懸念を示す有権者が多いため、共和党における真の戦いはこれからだ」とコメント。国民のあらゆる不満を払しょくし、国際的なリーダーシップを取るためにも11月の大統領選挙はこれまでになく重要な意味があると述べました。ヘイリー氏は党の指名獲得に届きませんでしたが、反トランプ派から絶大な支持を得たと政治アナリストらは評価。今後は党内でおよそ25%を占めるヘイリー支持者の票の行方が注目されます。
一方のトランプ氏は6日のSNSに、「ヘイリー氏はスーパーチューズデーで記録的な大敗を喫した」と投稿。「予備選挙における勝利はバーモント州と首都ワシントンのみで、彼女が二期にわたり知事を務めたサウスカロライナ州において大差で負けたのは予期せぬ事態だっただろう」と陣営の力不足を指摘しました。
ヘイリー撤退の報告を受けた共和党のマクダニエル委員長は、「ヘイリー氏は選挙戦に全てを費やし素晴らしい戦いを見せた」と称賛を表明。民主党のバイデン大統領も、「トランプ氏への挑戦は大きな志が必要で大変な苦労があっただろう。今後も活躍を期待する」とヘイリー氏を称えました。

参考元:BBC NEWSNBC NEWSThe Associated Press