メーン州で18人が死亡する銃乱射事件 アメリカ陸軍予備役兵の男を指名手配

スマホでESTA申請はこちら 出発の72時間前までにお願いします
Menu

メーン州で18人が死亡する銃乱射事件 アメリカ陸軍予備役兵の男を指名手配

  • アメリカ
  • カリフォルニア州
  • メーン州
  • 銃乱射事件
  • 銃規制

更新日 : 配信日 :

【アメリカ国内の新型コロナウイルス最新情報はこちら】

北東部メーン州ルイストンで25日午後7時ごろ、2軒の店舗で銃乱射事件が発生。これまでに少なくとも18人の死亡と、50人以上の負傷者が報告されています。犯人の男は現場から逃走し、警察は米陸軍予備役兵のロバート・カード容疑者(40)を重要参考人として行方を追っています。
1件目の事件現場となった遊興施設では当時100人以上の市民がボウリングを楽しんでおり、男が発砲した凶弾で子どもを含む数十人が負傷。ライフル銃を持った容疑者はその場から逃走し、およそ5キロ離れたレストランで2件目の銃撃事件を起こしました。レストランの経営者は、「犯人は入店と同時に何発も銃を発砲し、従業員は顧客を店外へ誘導しながら必死に逃げました」と説明。男は店を出たあと車で逃走し、ルイストンから約10キロ離れた場所で乗り捨てた乗用車を警官が発見しました。地元警察は防犯カメラで撮影された男の映像を公開し、夜間にヘリコプターも出動させ数百人規模で行方を追っています。
複数の関係者はカード容疑者について、「彼はアメリカ陸軍予備役兵で、銃器インストラクターの有資格者です。様々な銃の取扱いに長けており、兵士らの指導員として働いていました」と証言。今夏に精神疾患の治療で2週間ほど入院した際、軍への不満を叫ぶなど事件を示唆する騒動があったと述べています。
事件が起こったルイストンはニューヨーク市から北東へ550キロの位置にあり、およそ3万8,000人の市民が暮らすメーン州第2の都市です。警察は地元住民に厳重な警戒を促し、犯人を確保するまで屋内での待機を要請。ホワイトハウスを通じて事件の報告を受けたバイデン大統領はメーン州知事らに電話で状況を確認し、「連邦政府として市民の安全を守る」と意志を告げました。
銃撃事件は増加の一途を辿り、今年に入り4人以上犠牲になった銃乱射事件は国内で565件に上っています。今年1月にはカリフォルニア州ロサンゼルス郊外で男が銃を乱射し、11人の死亡と9人が負傷する事件が発生。事件の2日後には同州サンフランシスコ近郊で銃撃事件が相次ぎ、合計8人が死亡しました。これまでに犯人を除き10人以上が死亡した銃撃事件のワーストランキングは、「アメリカ国内で多くの犠牲者を出した凶悪な銃乱射事件」をご確認ください。

参考元:NEW YORK POSTALJAZEERAINDEPENDENT