アメリカ・カリフォルニア州でまた銃乱射事件 7人が死亡し67歳の男を逮捕

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アメリカ・カリフォルニア州でまた銃乱射事件 7人が死亡し67歳の男を逮捕

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現地時間23日、カリフォルニア州サンフランシスコ近郊のハーフムーンベイ市で銃乱射事件が発生。市内2か所で元同僚7人を銃撃して死亡させた容疑で、警察は67歳の男を逮捕しました。同州では21日夜にも中国の春節を祝うイベント会場で銃乱射事件があり、容疑者のほか11人が死亡する事件が起きたばかりです。ハーフムーンベイ市はサンフランシスコから南へ45キロの位置にある人口12,000人の小さな街で、残虐な事件の発生に地元では不安の声が広がっています。
本件担当のサンマテオ郡保安官事務所は、「事件は午後2時22分に市内のキノコ農園で発生し、4人の従業員が銃に撃たれ死亡。その後、近くの運送会社でも銃撃により3人が死亡しました」と説明。ほか1人が重体となり、搬送先の病院で治療を受けていると述べました。全ての被害者は農業関連の仕事に従事する中国系アメリカ人で、犯人とは顔見知りであったとみられます。容疑者の男は過去に2か所の職場で働いており、労働条件や人間関係に不満があったと供述。警察は犯行に使用した半自動小銃を男の車から押収し、容疑者は取り調べで犯行を認めています。
サンマテオ郡行政幹部のデイヴ・パイン氏は、「また残酷で無慈悲な事件が起こってしまいました。アメリカは銃による凶悪犯罪があまりにも多く、ルールの変革を迎える時期に来ています」と述べ、現在の銃規制に関する不満をあらわにしました。
また、同州のニューサム知事は、「21日に発生した銃乱射事件の被害者らと病院で面会中、またも悲惨な事件の報せを受けました。連続する銃犯罪に強い憤りを覚えます」とコメント。連邦レベルでの銃規制強化を求め、カリフォルニア州は改革のリーダーであり続けると述べました。ニューサム氏はロサンゼルス近郊のモントレーパークで犠牲となった11人の遺族と面会した後、事件の報せを受けて約640キロ離れたハーフムーンベイへ移動。犠牲となった7人の死を悼み、祈りを捧げました。
アメリカでは今年に入り、すでに37件の銃乱射事件が発生しています。事態を重く見たホワイトハウスは24日の声明で、「バイデン政権は攻撃を目的とした銃の所持を禁止する法案を進める」と発表しました。
21日にロサンゼルス郊外で発生した事件に関する詳細は、「アメリカ・ロサンゼルス郊外で銃乱射事件 11人が死亡し容疑者のアジア系男性が自殺」をご確認ください。

参考元:BBC NEWSUSA TODAY