アメリカ国務長官が24日から中国を訪問 米中関係の安定化を目指す

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アメリカ国務長官が24日から中国を訪問 米中関係の安定化を目指す

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アメリカ国務省は21日、4月24日~26日の日程でブリンケン国務長官が中国を訪問すると発表。バイデン政権は中国のロシア支援に強い懸念を示す一方で、米中関係の安定化を目指し協議に臨む方針です。ブリンケン氏の訪中は昨年6月から二度目となり、今回は上海と北京で首脳らと会談を行うと説明。中国はアメリカや国際基準が定める武器の供給限度「レッドライン」を超えていませんが、ロシアへの武力支援を強化するなどウクライナ侵攻を援護しています。アメリカの政府報道官は、「中国の加勢を抑止する交渉を王毅(ワン・イー)外相らに提案し課題の解決に向けて尽力する」と述べました。
また、バイデン大統領は今月に入り、中国の習近平国家主席と電話会談を開催したと報告。両氏は昨年11月にサンフランシスコ近郊で会談を行い、緊張が高まっていた米中関係の修復で合意しました。今回のブリンケン氏訪問は関係安定の一環となり、両国における主張の合意と安全保障に向けた話し合いが焦点となります。政府高官はブリンケン氏の訪中にあたり、「両国の関係が最悪だった1年前とは違う状況にある」と述べ関係修復は順調と述べました。さらに、今回の訪中で、両国は主に3つの課題で協議を行うとコメント。経済面における二国間の公平な貿易や台湾などの人権侵害問題、中国企業によるロシアの支援活動と責任ある国際競争の在り方について話し合いが行われます。

参考元:REUTERSBloomberg