アメリカ軍用機が12日に飛行物体を撃墜 相次ぐ領空侵犯に各国からも懸念

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アメリカ軍用機が12日に飛行物体を撃墜 相次ぐ領空侵犯に各国からも懸念

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アメリカ国防総省は12日、カナダ国境に近いヒューロン湖上空で飛行物体を撃墜したと発表。同様の事態は今月に入りカナダを含む北米で4度目となり、機密性の高い上空からの情報収集や相次ぐ領空侵犯に各国からも懸念の声が高まっています。
同省の高官は声明で、「今回の飛行物体は一般航空路の高度に近い上空2万フィート(約6,100メートル)をゆっくりと飛行していた。民間機に危害を及ぼす影響があると判断し、バイデン大領領の指示により14時42分にアメリカ軍のF16戦闘機がミサイルを発射し撃墜した」と発表。当該の飛行物体はこれまでよりも小型で紐が取り付けられ、八角形の構造であったと説明しました。詳細は明らかにしていませんが、軍事的な脅威はなく気象観測用との見方を示しています。
今月内にアメリカ・カナダで飛行物体を撃墜した事例は以下の通りです。
2月4日:1月下旬よりアメリカ北西部から南東部にかけて飛行した中国の偵察用気球(スパイバルーン)を、アメリカ軍のF22戦闘機がサウスカロライナ州沖で撃墜。詳細は「偵察用気球を東海岸上空で米軍機が撃墜 中国側はアメリカの対応を激しく非難」をご確認ください。
2月10日:9日夜にアラスカ州上空で発見し、翌日の午後1時45分に同州上空で飛行物体を撃墜。北方軍が破片を回収し調査を進めていますが、悪天候が続き作業は難航しています。
2月11日:カナダ領空を侵犯した飛行物体を、アメリカとの防衛組織NORAD(北米航空宇宙防衛司令部)の軍用機が北西部ユーコン準州上空で撃墜。アラスカ州で確認された飛行物体と同様の仕様であったとみられます。詳細は「アラスカ上空に再び飛行物体が侵入しアメリカ空軍が撃墜 政府は詳細を明かさず」をご確認ください。

参考元:BBC NEWS