アメリカ・ニューヨークの地下鉄で若者同士による銃撃事件 1人が死亡し5人負傷

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アメリカ・ニューヨークの地下鉄で若者同士による銃撃事件 1人が死亡し5人負傷

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現地時間の12日午後4時半ごろ、ニューヨークの地下鉄構内で銃撃事件が発生。付近にいた34歳の男性市民1人が死亡し、10~70代の男女5人が顔などにケガを負いました。事件は同じ車両に居合わせた若者同士の口論が発端で、激しい罵り合いから暴力行為へエスカレート。列車がブロンクス駅へ到着した際に1人が発砲し、乗客が車外へ逃げたあとホームで銃撃戦となりました。10代と見られる犯人らは駅から逃走し、警察は対立するグループの抗争事件とみて行方を追っています。
銃撃が発生した時刻は、学校から帰宅する生徒たちであふれていたと駅員は説明。負傷した5人のうち14歳の少女と15歳の少年は抗争に関与していたとみられ、回復を待って詳しい事情を調べる方針です。ほか3人の負傷者は28歳、29歳、71歳の市民で、警察は犯人が撃った流れ弾の被害に遭ったと報告。ニューヨークのアダムス市長は「強い憤りを覚える」と述べ、一般市民を巻き込んだ惨劇に怒りをあらわにしました。警察の発表によると負傷者5人のうち4人が重傷で、両グループの複数人が発砲したとみて捜査を進めています。
目撃者の男性は「駅に電車が到着したあと少なくとも6発の銃声が聞こえました。このような悲劇は二度と起きてほしくない」と、心痛な表情で語りました。
また、昨年5月にはニューメキシコ州の住宅地で18歳の少年が無差別に銃を乱射し、市民3人の命を奪う事件が発生。容疑者は駆けつけた警察官によって狙撃されましたが、若年層の銃撃事件は後を断ちません。バイデン政権は銃規制強化の必要性を訴えていますが、共和党(野党)議員らは「国民の自由」として所有権を主張。銃をめぐる論争は11月に行われる大統領選挙の核心に迫り、与野党のせめぎ合いが続いています。米国内で10人以上が死亡した銃撃事件のワーストランキングは、「アメリカ国内で多くの犠牲者を出した凶悪な銃乱射事件」をご確認ください。

参考元:The Associated PressCable News NetworkABC News Network