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米国海兵隊は8日、訓練中のヘリコプターがカリフォルニア州で墜落し搭乗者5人の死亡を確認したと発表。6日夜に同州南部の山岳地帯で墜落し懸命な捜索を行ってきましたが、7日に山中で機体を発見したところ既に全員が心肺停止の状態でした。墜落したヘリコプターはCH53E“スーパースタリオン”で、6日にネバダ州ラスベガス近郊の空軍基地を離陸。カリフォルニア州サンディエゴの海兵隊基地へ向かう途中に何らかのトラブルに見舞われ遅延の報告を受けましたが、その後は連絡が途絶えていました。また、現在は遺体の収容作業が進められており、5人が所属していた第3海兵航空団の指揮官とバイデン大統領は哀悼の意を表明。捜索活動は豪雪に阻まれて難航しているため、事故の詳しい原因は今後明らかになる見込みです。
バイデン大統領はホワイトハウスで会見を開き、「我が国が誇る最高の戦士たちを失い、深い悲しみに暮れている」とコメント。第3海兵航空団のボルグシュルテ少将も悲痛な表情で会見に臨み、「亡くなった隊員は大きな使命に身を捧げ、アメリカ市民であることに誇りを持っていた。任務への献身と奉仕に深く感謝する」と述べました。墜落機に搭乗していた海兵隊員はいずれも規定の訓練を積んでいましたが、突風や吹雪に見舞われ操縦が困難になったとみられます。今回の事故で死亡が確認された5人の氏名は以下の通りです。
5人はいずれも海兵ヘリコプター飛行隊第361“フライング・タイガース・ファミリー”に所属し、大勢の隊員や武器を輸送する任務に就いていました。遺族は7日夜に報告を受け、8日未明に対面での死亡を確認したと説明。墜落した機体は、サンディエゴ基地の東から約48キロに位置する山岳地帯パインバレーで発見されました。カリフォルニア州では今月1日から広い範囲で暴風雨に見舞われ、沿岸部では冠水や高波が発生。山間部は猛烈な吹雪が続き、NWS(アメリカ国立気象局)は市民や渡航者に警戒を呼びかけています。詳細は「カリフォルニア州で大雨による冠水被害 アメリカ西海岸は来週も大荒れの天候に」をご確認ください。
更新日 : 2024年4月27日
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