2023年のアメリカ「ベストシティ・ランキング」 今年も大都市が上位を占める

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2023年のアメリカ「ベストシティ・ランキング」 今年も大都市が上位を占める

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各国の不動産や観光分野のマーケティングを専門とする“レゾナンス・コンサルタンシー(Resonance Consultancy)社”は、米国内における人口50万人以上の都市を対象とした「2023年ベストシティ・ランキング」を発表。ランキングは世帯の平均収入や治安のほか、住民と観光客からの評価を基準にしています。評価基準は立地、観光、繁栄、交通、人種、話題の6カテゴリにおける数値を基に選出されました。
立地:道路や建物のほか、行政、教育、医療機関などの整備と治安状況
観光:有名なランドマークや観光名所の数、年間の観光客数
繁栄:企業や本拠地を置くプロスポーツチームの実績、所在する大学のレベルと市民の生活水準
交通:国際空港へのアクセスや直行便の数、バスや地下鉄を含む交通機関の利便性
人種:非白人の居住率、学位取得者の人口比、専門的な技術や知識を有する人数
話題:芸術、文化芸能、飲食店などの話題性、過去12か月間における各都市のGoogle検索数、Instagramのハッシュタグ、大手旅行サイトのレビュー数

アメリカ国内における2023年の「ベストシティ・ランキング」は以下の通りです。
1位:ニューヨーク州ニューヨーク
ニューヨークは昨年に続き、今年もトップの座を獲得。世界で最も魅力のある街“ビッグアップル”は、常に進化を続け人々を魅了しています。メトロポリタン美術館などの人気スポットは日々改修と拡張が行われ、街の中心に位置する緑豊かなセントラルパークやハイライン地区は憩いのスポットです。また、繁華街マンハッタンのミッドタウンはブランドショップや老舗ホテルが建ち並び、一流のサービスと商品を求めて連日多くの観光客が訪れています。

2位:イリノイ州シカゴ
シカゴは大都市でありながらアウトドアも楽しめる二面性が魅力な街として2位にランクイン。有名企業の本社が入る高層ビルや大規模なショッピングモールがある一方、ミシガン湖やシカゴ川など自然に囲まれた地域へのアクセスも良好です。活気ある街並みが特長で、世界的に有名なシカゴタワー、ウィリス・タワー、ジョン・ハンコック・センターなどの高層ビルはアメリカを象徴する建造物です。ルイス・サリヴァン、フランク・ロイド・ライトなど著名な建築家が設計した建物が多数あり、シカゴ交響楽団やシカゴシティバレエ団などに代表される芸術面でも世界有数のレベルを誇ります。

3位:カリフォルニア州ロサンゼルス
人口約400万人のロサンゼルスは、ニューヨークに次ぎ経済面で全米第2位の都市として今日まで繁栄を続けてきました。ハリウッドに代表される映画や音楽など、特にエンターテインメント産業が有名です。また、美しいビーチや自然が残る山間部も人気のスポットで、ビバリーヒルズやサンタモニカビーチ、ディズニーランドには季節を問わず多くの観光客が訪れます。大手映画会社が所在するハリウッドは映画に関する美術館や博物館があり、近隣のビバリーヒルズは今後も全米一の高級住宅地として発展を遂げるでしょう。

4位:カリフォルニア州サンフランシスコ
カリフォルニア州を代表するサンフランシスコは約88万人が居住し、全米で人口10位の都市です。「坂の街」として知られ、ケーブルカーを使用した観光が定番となっています。坂道に立ち並ぶ古い木造住宅や海風が吹き抜ける緑豊かな景色は、大都市の喧噪を忘れさせてくれるでしょう。サンフランシスコにはゴールデンゲートブリッジやアルカトラズ島、フィッシャーマンズワーフなどの観光スポットが豊富にあります。また、古くから移民が多い地域のため、様々な国の食文化が楽しめる点も魅力です。

5位:首都ワシントン(ワシントンD.C.)
首都ワシントンは、メリーランド州とバージニア州にまたがる「連邦直轄地」と呼ばれる特別区域です。人口はおよそ70万人で、アメリカの歴史や政治の中心地として1800年代から栄えてきました。ホワイトハウスをはじめ国会議事堂や最高裁判所など主要な政府機関が配置され、広い通りや整備された公園は全米で最も清潔な都市として高い評価を得ています。首都ワシントンの観光スポットは、独立記念館、リンカーン記念館、国立美術館、国立自然史博物館、国立航空宇宙博物館、ジェファーソン記念館などが有名です。

6位:フロリダ州マイアミ
およそ500万人が居住するマイアミはフロリダ州の南東部に位置し、全米で人口第4位を誇る大都市です。温暖な気候と美しいビーチが有名な観光地で、キューバから伝わった文化や伝統的な食文化も堪能できます。街中に色鮮やかな建物が並び、波の音が静かに流れる風景は南国のリゾートを彷彿とさせるでしょう。マイアミビーチ、ココナッツグローブビーチ、ハリウッドビーチでは国内外から訪れた多くの観光客が遊泳やサーフィンを楽しんでいます。また、人口は移民が占める割合が多く、キューバ系、ヒスパニック系、アフリカ系、アジア系など、さまざまなルーツを持つ市民が独自のコミュニティを築いています。

7位:マサチューセッツ州ボストン
ボストンにはハーバード大学やマサチューセッツ工科大学など、75校を超える高等教育機関があります。大学の数と市民の学歴は長年にわたり全米一位を獲得し、アメリカの技術と経済を支える都市として繁栄を続けてきました。ボストンにはUSSコンスティテューション号やキングスチャペルなど歴史的な建造物が多数あり、年間数百万人もの観光客が訪れます。また、アメリカ独立戦争の舞台となった街としても知られ、市内には”フリートレイル”と呼ばれる縁(ゆかり)のある土地をめぐる観光ルートが人気です。

8位:ワシントン州シアトル
人口およそ74万人のシアトルは「コーヒーの街」と呼ばれ、スターバックスやシアトルズベストコーヒーなど有名店の創業地として親しまれています。MicrosoftやAmazonなど大手企業の本社があり、ワシントン大学をはじめ名門大学を擁する都市です。教育水準が高いため留学生も多く、地元のシアトル大学は国際色豊かなカリキュラムが各国から注目を集めています。標高が高い地域のため雨が多い傾向にありますが、晴天の日は広大な自然の中で海や山のレジャーを存分に満喫できます。

9位:テキサス州ヒューストン
ヒューストンの人口はおよそ230万人で、経済面で全米第4位の規模を誇る都市です。宇宙やエネルギーの分野で発展を遂げ、NASAのジョンソン宇宙センターではこれまで様々な研究開発や飛行士の訓練が行われてきました。現在も世界中から多くの技術者や研究者が訪れ、ヒューストンは次世代を担う未来的な都市として注目を集めています。市内には美術館や博物館のほか、オペラや交響楽を観賞できる音楽ホールも多数あり観光地としても人気です。また、他の都市と比べて物価が安く、家賃や食費が抑えられるメリットも評価されています。

10位:カリフォルニア州サンノゼ
カリフォルニア州サンノゼの平均年収は約11万7,000ドルで、他の都市と比べて非常に高い水準にあります。GoogleやAppleの本社などIT企業が集中するシリコンバレーの中心部に位置し、過去30年で急速な発展を遂げてきました。市民の平均年収に伴い家賃や物価も高い傾向にあり、IT企業への就労率は全米一となります。サンノゼは日照率が高く年間を通して過ごしやすい気候が続き、知性と活気があふれる街として今後もさらなる発展を遂げるでしょう。

なお、11位から20位のランキングは以下の通りです。
11位:ネバダ州ラスベガス
12位:ジョージア州アトランタ
13位:ペンシルベニア州フィラデルフィア
14位:コロラド州デンバー
15位:テキサス州ダラス
16位:カリフォルニア州サンディエゴ
17位:フロリダ州オーランド
18位:テキサス州オースティン
19位:ミネソタ州ミネアポリス
20位:オレゴン州ポートランド

21位から100位までのランキングは、レゾナンス・コンサルタンシー(Resonance Consultancy)社のウェブサイトをご確認ください。

参考元:RESONANCEAFAR