ゼレンスキー氏がG7広島サミットで講演 バイデン氏はアメリカ債務問題で一時退席

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ゼレンスキー氏がG7広島サミットで講演 バイデン氏はアメリカ債務問題で一時退席

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G7広島サミットは最終日の21日、急遽来日したウクライナのゼレンスキー大統領が国内情勢と対ロシアをテーマに9番目のセッションへ登壇。G7首脳らは改めて結束を表明し、ロシアへの制裁とウクライナ支援を継続する意向をゼレンスキー氏に伝えました。ウクライナ軍の反転攻勢が近いとされるなか、ゼレンスキー氏は講演でロシアによる核の脅威に直面している現状について説明。各国首脳にさらなる軍事支援を要請し、アメリカやオランダが所有するF16戦闘機の供与を求めるなど緊迫した様子を伝えました。また、岸田総理は「核の脅威に晒されているウクライナの大統領が被爆地である広島で発信するメッセージは重要な意味があり、世界の大きな関心事である」とコメント。3日間にわたるG7広島サミットは、議長を務めた岸田氏の会見で終幕を迎えました。
日本政府および外務省は20日夜、G7広島サミットの成果をまとめた首脳声明を発表。G7サミットの首脳声明は最終日に開催国の母国語と英語による発信が慣例ですが、異例の前日公表となりました。ゼレンスキー氏の来日と最終日の講演に伴い、首脳声明への関心を高めるための対応とみられます。
一方、バイデン大統領は20日午前中に開催された南半球の新興・途上国に関する討議会「グローバルサウス」を一時退席し、代理としてブリンケン国務長官が参加。アメリカでは債務上限をめぐる問題でバイデン政権と野党・共和党との対立が強まり、19日の協議も一時中断するなど難航が続いています。マッカーシー下院議長(共和党)は20日の会見で、「野党側はバイデン大統領が日本から帰国した際に、あらためて債務上限の交渉を行う」と明言。バイデン氏は「債務問題の交渉に関する懸念は全くない」と20日の首脳会談後に述べ、予定通り21日に首都ワシントンへ到着する予定です。

参考元:BBCFinancial TimesReuters