アメリカの竜巻による死者32人に 約17万世帯が停電し4州で非常事態宣言を発令

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アメリカの竜巻による死者32人に 約17万世帯が停電し4州で非常事態宣言を発令

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3月31日にアメリカ南部と中西部を中心に発生した竜巻の影響で死者数はさらに増え、2日までに32人の死亡が確認されました。これまでに7州でおよそ50もの竜巻が発生し、各地で甚大な被害が報告されています。
テキサス州北部のダラスとフォートワース近郊ではゴルフボール大の雹(ひょう)が降り、空港の離着陸が一時禁止になるなど空の便にも影響が生じました。また、テネシー州の死者は15人に上り、大都市メンフィスでは倒木が民家を直撃し子ども2人と大人1人の遺体を発見。南西部のマクネイリー郡では9人が死亡し、多くの建物が倒壊した現場では捜索活動が続いています。2日にはインディアナ州でも新たに5人の死亡が確認され、イリノイ州で4人、デラウェア州で1人の死者が報告されました。
FEMA(緊急事態管理庁)のクリスウェル長官とアーカンソー州のサンダース知事は、最も被害が深刻なウィン市を訪問し現地の状況を視察。現在も州内2万5,000世帯で停電が続き、大規模災害による非常事態を宣言しました。多くの負傷者が出たインディアナ州、アイオワ州、イリノイ州も2日に非常事態を宣言。同日午後の時点で、少なくとも16万7,000世帯が停電しています。
NWS(アメリカ国立気象局)は今晩も強い竜巻や雷雨に見舞われる恐れがあるとして、市民と渡航者に引き続き警戒を呼びかけています。

参考元:Cable News Network