アメリカ南部や中西部で竜巻が相次ぎ22人が死亡 一部地域では50人以上が入院

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アメリカ南部や中西部で竜巻が相次ぎ22人が死亡 一部地域では50人以上が入院

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現地時間の3月31日から4月1日にかけて、アメリカ南部や中西部の広い範囲で竜巻が相次いで発生。これまでに22人が死亡し、多数の負傷者が報告されています。特に被害が深刻なテネシー州やミシシッピ州では建物が倒壊し、現在も救助活動が続いています。
イリノイ州北部のベルビディアのコンサート会場では、大勢の観客でにぎわうなか竜巻の影響で屋根が崩落。50歳の男性1人が死亡し、20人以上がケガを負い病院で手当てを受けました。また、インディアナ州では4月1日に多くの建物が原形をとどめないほど壊れ、周囲には多数の瓦礫(がれき)が散乱。竜巻の影響で死者や負傷者が報告された地域はアーカンソー、アラバマ、イリノイ、インディアナ、テネシー、ミシシッピ、デラウェアの7州に上りました。NWS(アメリカ国立気象局)は今後も頻繁に竜巻が発生する恐れがあるとして、市民と渡航者に強い警戒を呼びかけています。
アーカンソー州のサラ・ハッカビー・サンダース知事は1日に会見を開き、「これまでに州内で5人の死亡を確認し、今も多くの市民がケガを負っています。死者のうち4人はリトルロックの東からおよそ160キロのウィン市内で亡くなりました。ノース・リトルロック市では1人が死亡し、50人以上が入院しています」と報告。かつてない甚大な被害状況であると説明し、連邦政府に対し支援を求めました。
ホワイトハウスは声明で、「バイデン大統領はサンダース氏やリトルロック市長、ウィン市長らと竜巻被害の復旧について会談を行った」と発表。FEMA(連邦緊急事態管理庁)と連携し、アーカンソー州を含む災害地域への支援を保障すると述べました。
アメリカでは先月24日にも南部ミシシッピ州を中心に竜巻が発生し、26人が死亡する被害が発生しています。

参考元:REUTERS