アメリカ大統領選に向けた共和党サウスカロライナ州予備選挙 トランプ氏が4連勝

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アメリカ大統領選に向けた共和党サウスカロライナ州予備選挙 トランプ氏が4連勝

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今年11月に行われるアメリカ大統領選挙に向けて、共和党(野党)は24日にサウスカロライナ州で予備選挙を開催。開票直後にトランプ前大統領(77)の勝利が確定し、同州で二期にわたり知事を務めたヘイリー元国連大使はおよそ20%の差をつけられ負けを喫しました。
25日午前0時40分時点で99%が開票され、両氏の得票率は以下の通りとなっています。
※( )は州内における代議員の獲得議席

ドナルド・トランプ前大統領:59.8% (44議席)
ニッキー・ヘイリー元国連大使:39.5% (3議席)

ヘイリー氏の地元サウスカロライナ州で勝利したトランプ陣営は、「党の指名獲得に向けて大きく前進した」とコメント。共和党の予備選挙は今回が4回目となり、これまでのアイオワ州ニューハンプシャー州ネバダ州において全てトランプ氏が勝利しています。獲得議席もトランプ氏が大幅にリードし、地道な努力を重ねてきたヘイリー氏にとって想定外の敗北となりました。また、共和党の予備選挙は残りおよそ20州となり、3月5日に15州で投票が行われる“スーパーチューズデー”の結果が注目されます。劣勢が続くヘイリー氏は同日まで選挙戦に取り組む方針ですが、政治アナリストらは僅かにトランプ氏との差は縮まってきていると指摘。6月には指名代表候補が決定する見込みですが、1,650万ドル(約24億8,000万円)に上る潤沢な選挙費用を獲得したヘイリー氏の追い上げが今後の焦点となります。
勝利したトランプ氏は支援者に対し、「予想以上の大差で勝負がついた。これほど共和党が結束した日を私は忘れないだろう」と喜びをあらわにしました。トランプ氏はスーパーチューズデーも勝利すると宣言し、本選への意欲を表明。現職のバイデン大統領(81)の政策を痛烈に批判し、「彼はアメリカを破壊している。政治家として失格だ」と激しい口調で非難しました。
一方のヘイリー氏は「残念な結果になってしまったが、トランプ氏の勝利を祝福したい」とコメント。その上で「私はトランプ氏がバイデン大統領に勝利するとは思っていない。有権者の7割以上が二人の大統領就任を望まず、トランプ氏に至っては様々な罪で起訴されている。アメリカは今こそ新たな力を必要としている」と主張し最後まで諦めない姿勢を強調しました。
ヘイリー氏に支持を掲げるサウスカロライナ州在住の女性は、「私は過去に2度トランプ氏に投票したが国に混乱を招いただけだった。今後の裁判で有罪となる公算が高いトランプ氏の施策には不安があるため、保守層ではヘイリー氏の大領領就任を望む声が次第に高まっている」と説明。アメリカの新たな1ページを築くためには、従来の体制を変えるべきと述べました。

参考元:BBC NEWSCable News Network