アメリカ-アジア旅行の需要回復は日本がけん引 2023年下期にコロナ禍前の水準へ

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アメリカ-アジア旅行の需要回復は日本がけん引 2023年下期にコロナ禍前の水準へ

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イギリスの航空データ分析企業シリウム社は、日本を含むアジア太平洋地域における旅行市場の見通しについて言及。中国政府が推進する厳格な「ゼロコロナ政策」により、アジアの旅行需要はこれから日本がけん引するとの見解を示しました。中国の航空市場は世界2位の規模となりますが、国際線の回復は未だ不透明であると指摘。厳しい水際対策の施行により出入国者は激減し、航空券の価格変動も大きいと説明しました。
シリウム社は今年10月に東京で説明会を開催。同社の航空機鑑定マネージャーを務めるハーマン・チェ氏は、「日本政府の水際対策緩和により、国際線の需要は順調に回復するでしょう」とコメント。来年11月を目途にパンデミック前と同水準に戻ると予測しています。
日本国内における今年9月の座席供給量は、2019年同月比でマイナス17%まで回復しました。定期便の座席予約数は国内線が1,236万3,968席、国際線は153万3,693席と報告。パンデミック直前の2020年1月比では国内線がプラス3.4%となる一方、国際線はマイナス73.0%と低調が続いています。
また、北米やヨーロッパにおける最新の航空事情についても説明。アメリカを中心に旅行需要はコロナ禍前の水準に回復しましたが、急激な渡航者の増加によりパイロットを含む空港スタッフの人員不足が課題であると述べました。
シリウム社は今後の航空市場について、世界規模での回復は来年10月頃と予測。ヨーロッパは8月・北米は10月・アジア太平洋地域は11月になるとの見方を示しています。

参考元:Cirium