アメリカ航空各社の予約が好調 ホリデー期間はコロナ禍前の水準に回復する見通し

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アメリカ航空各社の予約が好調 ホリデー期間はコロナ禍前の水準に回復する見通し

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アメリカは11月下旬からのホリデーシーズンを控え、旅行や帰省の需要増加により航空機の予約が順調に推移しています。複数の航空関係者はコロナ禍前の2019年と同水準まで回復すると予想し、11月24日の感謝祭から年始までの利用客は9,300万人に達するとの見方を示しました。
TSA(アメリカ運輸保安局)の担当者は、「今夏のホリデーシーズンは長らく旅行を控えていた市民が空港に押し寄せ、航空機の利用客はコロナ禍前の9割まで回復しました」と説明。サンフランシスコ国際空港の広報担当ダグ・ヤケル氏も、「アメリカにおける大半の空港は活気を取り戻し、今年の冬は過去に例がないほど忙しくなるでしょう」と述べました。
一方、IATA(国際航空運送協会)は今年の北米路線における航空機の利用者がコロナ禍前の94%に達すると予測。統計では2019年アメリカ国内における旅客数は過去最多の11億人に上り、今年は10億3,000万人を超える見通しを示しています。(いずれも国際線・国内線の旅客総数)
なお、2019年と比較した主要空港における国際線・国内線の利用状況は以下の通りです。(2022年10月現在)
オークランド国際空港(カリフォルニア州):-25.9%
ロサンゼルス国際空港(カリフォルニア州):-24.4%
デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港(ミシガン州):-24.0%
ミネアポリス・セントポール国際空港(ミネソタ州):-23.6%
シカゴ・オヘア国際空港(イリノイ州):-19.0%
ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港(ジョージア州):-16.5%
ジェネラル・エドワード・ローレンス・ローガン国際空港(マサチューセッツ州):-13.7%
シアトル・タコマ国際空港(ワシントン州):-12.8%
ジョン・F・ケネディ国際空港(ニューヨーク州):-10.8%
ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港(テキサス州):-10.6%
ソルトレイクシティ国際空港(ユタ州):-4.9%
フェニックス・スカイ・ハーバー国際空港(アリゾナ州):-4.3%
デンバー国際空港(コロラド州):-2.3%
シャーロット・ダグラス国際空港(ノースカロライナ州):-1.2%
ダラス・フォートワース国際空港(テキサス州):-0.2%
オーランド国際空港(フロリダ州):+0.5%
ヘンダーソン・エグゼクティブ空港(ネバダ州):+4.9%
マイアミ国際空港(フロリダ州):+13.3%
※上記の数値は近隣空港の利用状況も含めて総合的に算出

ユナイテッド航空ホールディングスのスコット・カービーCEOは、「旅行需要の増加に伴いパイロットが不足しています。また、ボーイング社とエアバス社は航空機の製造が遅れ、航空各社はコロナ禍とは異なる課題に直面しています」と説明。打開策を模索する一方でさらに需要は高まると予測し、今年は大幅な増収増益が見込まれると述べました。

参考元:Bloomberg