関連記事
「WHOの公表2週間前に中国は新型コロナウイルスを把握」 アメリカ議会が発表
更新日 : 2024年1月20日
アメリカの新型コロナウイルス 今冬はオミクロン株派生型“JN.1”の感染が主流に
更新日 : 2023年12月24日
アメリカの大学教授2人がノーベル医学賞を受賞 ワクチン開発に多大な貢献
更新日 : 2023年10月5日
アメリカ政府が「緊急事態宣言」を解除 5月12日より入国時のワクチン接種証明書が不要に
更新日 : 2023年5月13日
更新日 : 配信日 :
【アメリカ国内の新型コロナウイルス最新情報はこちら】
ニューヨーク州ロチェスター総合病院の感染症部長であるエド・ウォルシュ医師は、新型コロナウイルスに関する将来的な見通しについて言及。オミクロン株の亜種「ステルスオミクロン株」などの変異株がこれからも各地で確認され、新型コロナウイルスに一度も感染せずに一生を終えることは、ほぼ不可能であるとの見解を示しました。
ウォルシュ氏はアメリカ国内のテレビ番組に出演した際、「新型コロナウイルスの感染者は増減を繰り返し、世界中の市民がいずれ何らかの変異株に罹患することが予測されます」とコメント。ワクチンは重症化を防ぐ効果が高いと述べる一方、100%の予防効果に達しないことを理由に挙げています。
さらに、新型コロナウイルスはいずれ風土病(地域の特性に根差した病)になると述べ、消滅することはないと説明しました。
同病院のエミル・リーショー感染症専門医も、新型コロナウイルスに対する見解を表明。「オミクロン株が最後の変異株になることは有り得ません。誤った認識を安易に受け入れることは危険であり、誰しも楽観視することはできません」とコメント。ウォルシュ氏の意見に同調し、今後も感染予防対策が必要になると指摘しました。
パンデミックの発生から2年が経過し、アメリカでは全人口の約40%にあたる7,600万人以上が新型コロナウイルスに感染。死者数は89万人を超え、世界で報告される死者の1/4をアメリカが占めています。濃厚接種者にいたっては人口の9割に上るとの調査結果もあり、学校や企業では検査や待機などにより欠席者の増加が社会問題になっています。
現在、アメリカや日本における感染の主流はオミクロン株ですが、デンマークやフィリピンなどでは「ステルスオミクロン株」が急増。すでに新規感染者の半数以上を同株が占めている地域もあり、従来のオミクロン株よりも感染力が強いとの研究結果が報告されています。
参考元:13 WHAM ABC
更新日 : 2024年1月20日
更新日 : 2023年12月24日
更新日 : 2023年10月5日
更新日 : 2023年5月13日