「新型コロナウイルスに感染せずに一生を終えることは困難」米国の感染症専門医が指摘

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「新型コロナウイルスに感染せずに一生を終えることは困難」米国の感染症専門医が指摘

  • オミクロン株
  • ステルスオミクロン株
  • 新型コロナウイルス

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ニューヨーク州ロチェスター総合病院の感染症部長であるエド・ウォルシュ医師は、新型コロナウイルスに関する将来的な見通しについて言及。オミクロン株の亜種「ステルスオミクロン株」などの変異株がこれからも各地で確認され、新型コロナウイルスに一度も感染せずに一生を終えることは、ほぼ不可能であるとの見解を示しました。
ウォルシュ氏はアメリカ国内のテレビ番組に出演した際、「新型コロナウイルスの感染者は増減を繰り返し、世界中の市民がいずれ何らかの変異株に罹患することが予測されます」とコメント。ワクチンは重症化を防ぐ効果が高いと述べる一方、100%の予防効果に達しないことを理由に挙げています。
さらに、新型コロナウイルスはいずれ風土病(地域の特性に根差した病)になると述べ、消滅することはないと説明しました。
同病院のエミル・リーショー感染症専門医も、新型コロナウイルスに対する見解を表明。「オミクロン株が最後の変異株になることは有り得ません。誤った認識を安易に受け入れることは危険であり、誰しも楽観視することはできません」とコメント。ウォルシュ氏の意見に同調し、今後も感染予防対策が必要になると指摘しました。
パンデミックの発生から2年が経過し、アメリカでは全人口の約40%にあたる7,600万人以上が新型コロナウイルスに感染。死者数は89万人を超え、世界で報告される死者の1/4をアメリカが占めています。濃厚接種者にいたっては人口の9割に上るとの調査結果もあり、学校や企業では検査や待機などにより欠席者の増加が社会問題になっています。
現在、アメリカや日本における感染の主流はオミクロン株ですが、デンマークやフィリピンなどでは「ステルスオミクロン株」が急増。すでに新規感染者の半数以上を同株が占めている地域もあり、従来のオミクロン株よりも感染力が強いとの研究結果が報告されています。

参考元:13 WHAM ABC