アメリカFDA 65歳以上の市民に3回目のファイザー社製ワクチン接種を承認

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アメリカFDA 65歳以上の市民に3回目のファイザー社製ワクチン接種を承認

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現地時間の9月22日、FDA(アメリカ食品医薬品局)はファイザー社製の新型コロナウイルスワクチンに関するブースター接種(3回目の接種)について言及。65歳以上の市民と重症化リスクの高い方に3回目の接種を行う可決案を正式に承認すると発表しました。
アメリカ政府は今年8月、時間の経過により新型コロナウイルスワクチンの効果が低下する傾向にあると指摘。政府の見解としてブースター接種を行う方針を表明し、具体的な経過期間や対象者について専門家らと協議を進めてきました。こうしたなか、FDAは今月17日に専門家らによる諮問委員会を開催。65歳以上の市民と重症化リスクの高い方に限り、3回目の接種を推奨する案を可決しました。諮問委員会による推奨を受け、FDAは22日に可決案を認めると発表。また、医療機関など感染リスクの高い職場に従事する方もブースター接種の対象とする条件を追加しました。
ブースター接種は2回目の接種完了日から少なくとも6か月以上経過した方に行われ、重症化リスクの低い18~64歳の市民は当面のあいだ対象外となります。ファイザー社製のワクチンはFDAによる正式承認を唯一取得し、アメリカでは16歳以上の市民に2回の接種が行われています。ただし、3回目のワクチン接種は政府が発令した「公衆衛生上の緊急事態宣言」の期間中に限り使用を認める「緊急使用許可」に基づいて行われるかたちとなります。
なお、モデルナ社製のワクチンもFDAによる正式承認とブースター接種について協議が進められ、今後開かれる諮問委員会にて検討が行われます。
9月23日時点におけるアメリカ国内のワクチン接種完了率は55.6%で、1回以上接種した人口は64.8%となっています。

参考元:NY Daily News
https://www.nydailynews.com/coronavirus/ny-covid-cdc-advisory-panel-approves-limited-boosters-20210923-ia577wthijdgzp7fye4wo3ouwy-story.html