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NTSB(アメリカ運輸安全委員会)は6日、1月5日にオレゴン州ポートランドで発生したアラスカ航空1282便の機体破損事故について言及。該当機の“ボーイング737MAX9”を調査した結果、ドアプラグ(機体の一部を埋める側壁)を固定するボルトの欠損が原因と発表しました。慣例としてドアプラグは機体の非常口として使用されますが、小型機は設計上の都合により窓付きパネルを設置すると委員会側は説明。しかし、本来ドアプラグを固定するボルトを埋め込んだ形跡がなく、アラスカ航空へ機体を納入した時点で部品が欠損していたとの見解を示しました。機体は昨年10月に納入されたばかりで、ドアプラグを含む胴体はいずれもアメリカの“Spirit Aero Systems”が製造。昨年8月末にボーイングのワシントン工場へ納入した時点でボルト5本の損傷を発見し部品を撤去しましたが、点検ミスが重なり修理の途中段階で出荷したとみられます。
今回の事故について原因を問われたボーイングのデイブ・カルフーンCEOは1月末の会見で、「問題を起したのは全て弊社に責任がある」と釈明。FAA(連邦航空局)より機内の気圧を一定に保つ与圧システムにも異常があったと指摘され、事故発生の翌日から3週間にわたり737MAX9型機の運航停止を命じられました。細部まで検査を義務付けられたアラスカ航空は1月26日、ユナイテッド航空は1月28日から同型機の運航を再開。カルフーン氏は両社のほか顧客や株主からも厳しい意見を頂いたと述べ、信頼回復に努める姿勢を強調しました。
また、ボーイング社は月間およそ40機に上る同型機の一時生産停止を表明。監査機関であるFAAとNTSBが策定する最高品質基準に至るまで、当局と緊密な連携を図る方針です。
更新日 : 2024年5月6日
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