アラスカ航空 アメリカ上空で事故を起こしたボーイング機の運航を20日ぶりに再開

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アラスカ航空 アメリカ上空で事故を起こしたボーイング機の運航を20日ぶりに再開

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今月5日にオレゴン州上空で機体の破損事故を起こしたアラスカ航空は、26日に該当機“ボーイング737MAX9”の運航を再開。同日午後6時51分にワシントン州シアトルを出発し、カリフォルニア州サンディエゴに向かいました。運航再開はおよそ20日ぶりとなり、フライトにはアラスカ航空のフォンミューレンCOOが搭乗。同氏はドアプラグ(機体の一部を埋める側壁)の隣に座り、「万全な点検を終えて安全を確認しました。今後も安心して搭乗いただきたい」と利用者に呼びかけました。
1月5日、アラスカ航空ではボーイング737MAX9型機を使用した1282便が離陸直後に窓や機体の一部が吹き飛ぶ事故が発生。乗客乗員180人を乗せた同機はポートランド空港へ引き返し、離陸から20分後に緊急着陸しました。この事故で数名の乗客が軽症を負いましたが、重症者はいなかったと説明。着陸後に調査を行ったFAA(連邦航空局)は機内の気圧を一定に保つ“与圧システム”に問題があったとの見解を示し、1月6日より同型機の運航停止を命じていました。
20日ぶりのフライトにシアトルから搭乗した女性は、「事前説明はありませんでしたが、ゲート通過後に多くの報道陣がいるため事故機の運航再開だと気づきました。少し不安はありますが、細部まで徹底的に点検したのであれば最も安全な機体かもしれません」とコメント。多くの乗客は事故後にアラスカ航空が行った対応に理解を示しています。
また、アラスカ航空とユナイテッド航空は同型機の運航停止命令により、1日あたり数百便のキャンセルを余儀なくされてきました。FAAとボーイング側は両社が提出した点検後のデータに基づき、安全なフライトに向けて検査基準を見直すと発表。今月24日に新たな指針を設け、検査の強化に着手しています。
アラスカ航空は当面のあいだ同型機のフライトを1日あたり3便とし、ユナイテッド航空も28日より運航を再開する予定です。

参考元:Cable News Network