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アメリカの航空防衛大手RTX(旧:レイセオン・テクノロジーズ社)は11日、子会社が製造したエンジンに不具合が見つかったと報告。同エンジンは主にエアバス社の旅客機“A320neo”に搭載されており、全て回収し大規模な点検を行うと発表しました。対象となる航空機は600~700機に上り、航空各社は運航計画の変更を余儀なくされる見込みです。
エンジンを製造したメーカーはRTX傘下の“プラット・アンド・ホイットニー社”で、部品の一部に亀裂が生じる恐れがあると説明。点検は3年後の2026年までかかり、年間およそ350機が運航停止などの影響を受けると予想されます。RTXは航空会社への補償や代替機の手配で30億ドル(約4,400億円)の特別予算を計上し、今期(7~9月)から数年間にわたり減収減益となる見通しを示しました。
同エンジンは日本の大手メーカーも開発や製造に参画しており、各企業は今回の事態を受けて業績の悪化が懸念されます。修理と点検を担うIHIは、「売上や利益に影響が及ぶと予想されますが、具体的な内容は不明で詳細が分かり次第公表します」と説明。製造を手掛ける川崎重工業と三菱重工業も「精査中」と述べ、同様の見解を示しました。
国土交通省によると、日本の航空会社ではANA(全日本空輸)の33機が同型のエンジンを搭載。報告を受けたANAは、「同日メーカー側から飛行について問題はないと説明があり、現時点で運航に関する影響はありません」とコメント。当面は予定通り運航し、今後何らかの変更が生じる場合は速やかに詳細を告知するとしています。
また、航空各社は今秋から来春にかけて、日本-ハワイ路線の増便や運航再開を発表しました。最新のフライトスケジュールは「航空会社の運航状況」をご確認ください。
更新日 : 2024年5月18日
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