ハワイ島のキラウエア火山が3か月ぶりに噴火 付近の道路と国立公園は一部閉鎖

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ハワイ島のキラウエア火山が3か月ぶりに噴火 付近の道路と国立公園は一部閉鎖

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USGS(アメリカ地質調査所)のハワイ火山観測所は7日、世界最大の活火山であるハワイ島のキラウエアが3か月ぶりに噴火したと発表しました。火山周辺は6日夜から地震活動が活発化し、頂上付近では地盤の変形を確認。7日早朝には激しい熱を帯びた溶岩が流れ出し、付近の住民と渡航者に警戒を呼びかけています。
キラウエア火山では断続的に噴火活動が続いており、2018年に発生した大規模な噴火では700棟以上の住宅に被害がおよび多くの住民が避難生活を強いられました。さらに、2022年11月上旬にも噴火が観測され同月下旬にはハワイ島マウナ・ロア火山も38年ぶりに噴火。現在も一部のエリアや道路は閉鎖されており、山頂のキャビンとマウナロア・トレイルは、レッドヒルキャビンエリア付近まで通行止めとなっています。その他の道路とトレイルは通行可能で、レッドヒルキャビンは日中に限り営業を継続中です。
キラウエアを管理する国立公園局の広報担当ジェシカ・フェラケーン氏は、「山頂の火口内には溶岩が流れ込む奥行があります。流れ出した溶岩はカルデラの噴火口内にとどまり、今回の火山活動は小規模で終わると予想されます。数か月ぶりに噴火したキラウエア火山を目当てに多数の観光客が国立公園に訪れていますが、立ち入り禁止区域には絶対に近づかないようにしてください」と注意を促しました。また、噴火活動はクレーター・リム・トレイルからケアナカコイ・クレーターへ通じるルートのほか、ウエカフナやクピナイ・パリから2~3キロの地域など安全な場所で観測ができます。
ハワイ火山国立公園はハワイ島の南東に位置し、マウナ・ロアとキラウエア2つの活火山を有する観光地です。キラウエア火山の噴火活動によってできた広大なカルデラや、雄大な自然が体感できる人気スポットとして世界遺産にも登録されました。園内のプウプアイ展望台は1959年に発生したキラウエア火山の噴火により形成された場所にあり、眼下にはキラウエア・イキと呼ばれる壮大なクレーターが広がります。
ハワイ火山国立公園およびハワイ島における火山活動の最新情報は、各政府機関の公式サイトをご確認ください。
ハワイ火山国立公園:https://www.nps.gov/havo/index.htm
USGSハワイ火山観測所: https://www.usgs.gov/observatories/hvo
ハワイ州緊急事態管理局: https://dod.hawaii.gov/hiema/
ハワイ島郡火山噴火情報サイト:https://hawaii-county-volcano-hazards-hawaiicountygis.hub.arcgis.com/

参考元:Cable News Network