ミシシッピ州の農村で男が発砲し住民6人が死亡　アメリカで今年73件目の銃乱射事件

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ミシシッピ州北西部のアーカバトラで17日、拳銃3丁を持った男が複数の場所で発砲する銃乱射事件が発生。元妻を含む住民6人が死亡し、容疑者は殺人の疑いで警察に取り押さえられました。銃犯罪の統計調査を行うアメリカの非営利団体GVA(銃暴力アーカイブ)では4人以上が負傷または死亡したケースを銃乱射事件と定義しており、本件が今年に入り73件目となります。バイデン大統領はジル夫人と共に死亡した6人に哀悼の意を表明し、相次ぐ銃を使用した凶悪犯罪に憤りをあらわにしました。
現場は人口およそ300人の小さな農村で、容疑者は地元に住む52歳の男です。事件は午前11時頃に起こり、男はガソリンスタンドに併設された小売店で面識のない男性に銃を発砲。そのあと近くの民家を襲撃して元妻を射殺し、その場にいた婚約者に激しい暴行を加えました。男は車で自宅隣の民家へ移動し、自身の家族2人を射殺。さらに近くで建築作業を行っていた男性2人に発砲し、計6人を殺害しました。
警察は事件直後に付近を捜査し、車内にいた容疑者を発見。目撃証言と外見が一致していたため職務質問を行い逮捕に至りました。地元警察のランス保安官は、「この小さな町で残虐な事件が起こり、住民は大きな驚きと衝撃を受けている」とコメント。近隣のコールドウォーターでは小中学校を閉鎖し、厳重な警戒態勢を敷いたと説明しました。また、現在は捜査の初期段階で、動機などを詳しく調べた上で情報を公開する方針です。
アーカバトラはテネシー州に近く、音楽の都市として知られるメンフィスから南へ約70キロに位置しています。

BBC参考元： NEWS・CBS NEWS