テキサス州の医療機関で新型コロナウイルスの「ラムダ株」を確認

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テキサス州の医療機関で新型コロナウイルスの「ラムダ株」を確認

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新型コロナウイルスのデルタ株が蔓延しているアメリカでは「ラムダ株」と呼ばれる新たな変異株に警戒を強めています。ラムダ株は昨年8月にペルーで初めて特定され、チリ、アルゼンチン、エクアドルなど南米を中心にこれまで26か国で感染を確認。今年に入りヨーロッパでの症例が報告され、8月にはアメリカテキサス州と日本の羽田空港でも感染者が確認されました。

アメリカ国内で初めてラムダ株が確認されたテキサス州では今年7月から新型コロナウイルスの新規感染者と入院患者が急増。大半がデルタ株の感染者で、現段階でラムダ株の症例は稀なケースと専門家は述べています。ラムダ株の症状はデルタ株ほど危惧すべきレベルではないとしていますが、従来の新型コロナウイルスよりも強い感染力がみられると指摘。「すでにアメリカ国内で数か月にわたりラムダ株が潜伏していることは明らかだが、感染力やワクチンの有効性については未知数である」と述べ、正確な把握までに時間を要するとの見解を示しました。さらに、「従来の新型コロナウイルスが抑制されない限り、今後もより多くの変異株の出現が予想される」と警告。感染拡大を抑制する唯一の手段は広範囲におよぶワクチン接種であると強調しました。ラムダ株に対するワクチンの有効性は国や機関によって知見が異なり、専門家らはより多くの研究が必要と主張しています。

“ラムダ”はギリシャ語のアルファベットで11番目の文字を指します。特定国への偏見防止を目的としてWHO(世界保健機構)により「ラムダ株」と名付けられ、英語では”Lambada Variant“と表記。WHOはラムダ株を「注目すべき変異株」に分類し、デルタ株よりも危険度は低いとの認識を示しています。

参考元:NEW YORK POST
https://nypost.com/2021/08/12/deadly-lambda-covid-19-variant-could-be-vaccine-resistant/