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CDC(アメリカ疾病予防管理センター)は新型コロナウイルスのデルタ株について新たな見解を発表。デルタ株の感染力は「水ぼうそう」と同レベルであるとの内部資料を公開しました。
デルタ株の感染力は1人の陽性者から平均5人から9.5人に感染を及ぼす恐れがあると推定。従来の新型コロナウイルスは1人から平均1.5人から3.5人の伝染が確認されていますが、デルタ株は従来の3倍以上の感染力であると報告しました。
CDCはデルタ株と同程度の感染力を持つウイルスとして「水ぼうそう」を事例に挙げ、類似した傾向がみられると指摘。水ぼうそうは1人の陽性者から平均8.5人に感染を及ぼすとされ、「デルタ株の感染力は水ぼうそうと同程度で極めて強い」とする研究結果をまとめました。
また、現在流通しているワクチンの効果についても言及。「感染した場合の重症化を防ぐ効果は約90%と非常に高いが、感染を防ぐ直接的な効果は低い」と指摘しています。さらに、ワクチンを接種したにも関わらず感染する“ブレークスルー感染”が増加していると報告。ワクチンの効果は死亡や重症化に至るリスクを1/10に軽減するものと強調し、規定回数の接種が重要との見方を示しました。
各国の研究機関から寄せられたデルタ株の感染力を裏付けるデータや症例を報告し、ワクチン接種率が低い国や地域ほど感染リスクが高い傾向にあると警告。資料の最後は、「パンデミックの局面は急激に変わった。ワクチンの効果は高いが、接種を済ませた方にも対策を呼びかけるべきだ」と結論づけています。
CDCは先月、新規感染者の急増を鑑みて感染対策に関する指針変更を表明。ワクチン接種の有無に関わらず屋内でのマスク着用を推奨するなど、デルタ株の蔓延に強い警戒を呼びかけています。
参考元:CBS Miami
https://miami.cbslocal.com/2021/07/30/cdc-delta-variant-as-contagious-as-chickenpox/
更新日 : 2024年1月20日
更新日 : 2023年12月24日
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