アメリカ北西部で高温警報が発令 熱波で記録的な猛暑が続く

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アメリカ北西部で高温警報が発令 熱波で記録的な猛暑が続く

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記録的な猛暑が続くアメリカ北西部沿岸では一部の地域で最高気温が42度を超え、気象当局は市民に対し強い警戒を呼びかけています。
現地時間の6月26日、NWS(アメリカ国立気象局)はワシントン州とオレゴン州のほぼ全域に高温警報と注意報を発令。カリフォルニア州およびアイダホ州の一部も熱波の影響を受け、連日猛暑が続いています。オレゴン州のマルトノマ郡当局は、「生命を脅かす暑さになる」と市民に対し警告。一部の自治体ではクーリングセンター(冷房の効いた施設)を開設し、自宅内でも冷房を利用するよう呼びかけました。
専門家は「気候変動の影響で、熱波など異常気象は今後も頻度が増加するでしょう。しかし、ひとつの事象を全て地球温暖化に結びつけることはできません」とコメント。気候の変化により引き起こされる洪水や暴風雨、熱波による被害の増加を食い止める対策が重要と述べました。
NWSは6月27日と28日にわたり、米北西部沿岸とグレートベースン北部はさらなる高温に見舞われると発表。アメリカ北西部、ネバダ州西部、カリフォルニア州の一部では危険な暑さがさらに数日間続くと警告しています。
ワシントン州とオレゴン州では、気温が平年より約11~17度高くなると予想。シアトルでは26日に気温が約38度に達し、6月としては記録的な暑さとなりました。シアトルは比較的暑さの影響を受けない地域のため、冷房を設置していない家屋も多くあります。家電販売店ではエアコンや扇風機が売り切れとなり、映画館やショッピングモールなど冷房が効いている施設への来場者が増加。新型コロナウイルス感染防止対策として施行していた人数制限を一時解除し、ワクチンの接種会場も一時閉鎖となりました。
また、アメリカと国境を接するカナダでも連日猛暑が続いています。ブリティッシュコロンビア州ではカナダ国内で過去最高気温となる43.2度を記録。サスカチュワン州やアルバータ州、ノースウェスト準州の一部に高温警報が発令され、気象当局は猛暑による警戒を強く呼びかけています。

参考元:BBC NEWS
https://www.bbc.co.uk/news/world-us-canada-57626173