新型コロナウイルスワクチン アメリカ全土で2回目の接種を開始

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新型コロナウイルスワクチン アメリカ全土で2回目の接種を開始

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現地時間の1月4日、2回目となる新型コロナウイルスワクチンの接種がアメリカ国内で始まりました。しかし、これまでに接種を受けた人数はアメリカ政府が当初掲げた目標に達していないため、今後の取り組みが課題となっています。
アメリカでは12月14日よりファイザー社が開発した新型コロナウイルスワクチンの接種を開始。1回目の接種から3週間の間隔をあけて2回目の接種が必要となり、1月4日より2回目の接種が始まりました。ニューヨーク市内の病院では国内でいち早く接種を受けた医療従事者のサンドラ・リンゼイ氏が2回目のワクチンを接種。「看護師である私の経験をもとに、このワクチンが安全であることを皆さんに知ってほしい」と話しました。
CDC(アメリカ疾病予防管理センター)の発表によると、現在アメリカ国内に約1,500万回分のワクチンが供給されていますが、1月4日時点で接種を受けた人数は450万人あまりに留まっています。アメリカ政府は昨年12月末までに2,000万人のワクチン接種を当初の目標に掲げていましたが、各地で医療機関がひっ迫している状況もあり目標に到達していません。高齢者施設の入所者向けに220万回分のワクチンが供給されましたが、医療従事者が不足していることから現時点で接種した人数は17万人となっています。
一方、南部のフロリダ州では接種を希望する市民の車が夜明け前から数キロにわたり列をつくりましたが、開始から2時間でワクチンの在庫が終了。多くの市民が接種を受けられない事態が発生しました。
こうした報告を受け、政府は多くの市民にワクチンを迅速かつ確実に供給できるための施策を検討すると発表。複数の感染症の専門家はアメリカ政府に対し、各州の保健当局や医療機関に適切な接種計画を通達し、必要な資金と医療従事者を支援するべきと指摘しています。

参考元 : The New York Times
https://www.nytimes.com/live/2020/12/14/world/covid-19-coronavirus