黒人男性死亡によるデモが過激化 140都市25州で夜間外出禁止令が発令

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黒人男性死亡によるデモが過激化 140都市25州で夜間外出禁止令が発令

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アメリカではミシガン州の黒人男性が警察官に押さえつけられて死亡した事件への抗議デモが過激化しており、米国内140の都市でデモや暴動が起きる事態が発生しました。

ニューヨーク、ロサンゼルス、フィラデルフィア、シカゴ、ワシントンなどの大都市では機動隊がデモ隊に向けて催涙ガスや閃光弾を使用するなど緊迫した状況が続いています。事件発生より6日目となる5月31日夜から1日にかけて抗議のデモはさらに激化し、ロサンゼルス州やニューヨーク州など25以上の州で夜間外出禁止令が発令されました。カリフォルニア州サンタモニカやペンシルベニア州フィラデルフィアでは商店への強盗が相次いで起こり、黒人男性の死亡事件によるデモで少なくとも4,400人が逮捕されたと報じています。
これほど多くの都市においてデモが起こる事態は1968年に人種差別の撤廃を訴えたキング牧師が暗殺された以来の出来事であるとし、当局は市民に対し厳重な警戒を呼び掛けています。
抗議デモが過激化した背景には、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う景気の悪化で、職を失った人々の不満の高まりがあると専門家は指摘。大規模なデモが長期化することにより、再び感染が拡大する恐れがあるとの懸念が高まっています。

死亡したジョージ・フロイドさんが住んでいたミシガン州ミネアポリスでは黒人住民と警察による長年の緊張関係が続いていると現地メディアは報じています。2016年7月には自動車の後部ライトが壊れていたため警察に呼び止められた黒人男性フィランド・カスティールさん(32)が、警官に撃たれて死亡する事件も発生。また翌月の8月半ばにはウィスコンシン州で黒人男性が警察に射殺され、続く9月下旬にはノースカロライナ州でも黒人男性と警官による同様の事件が起きています。
デモが激化した背景にはこうした人種差別による蓄積された怒りも大きく関与しており、根本的な事態の沈静には時間を要すると見られています。

参考元 : BBC News
https://www.bbc.com/news/world-us-canada-52872401