アメリカ軍特殊部隊　東地中海でのヘリコプター給油訓練中に墜落し5人が死亡

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アメリカ軍は12日、東地中海のキプロス沖でヘリコプター“MH-60ブラックホール”に搭乗した米兵5人が空中給油中に墜落死亡したと発表。米国国防省は声明で「訓練中に痛ましい事故が発生しました。5人の隊員はレバノンとイスラエル支援のため、キプロスへ派遣された特殊部隊が所属していた精鋭チームです」と哀悼の意と共に報告しました。
死亡した米兵は、ケンタッキー州フォート・キャンベル駐在の陸軍第160特殊部隊航空連隊の一員と説明。事故の報告を受けたバイデン大統領は、「国の安全のために命をかける彼らは国家の宝と言うべき存在です。危険を顧みない勇敢さは、我が国における不朽の象徴であり非常に残念です」と述べ、隊員の死を悼みました。また、ロイド・オースティン国防長官も「命を張って国を守る5人の雄姿を決して忘れてはいけません。愛国者と家族、愛する人たちに祈りを捧げます」と亡くなった隊員に敬意を表しました。
先月7日に発生したハマスによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃以来、アメリカ軍は2つの空母打撃軍を東地中海に待機させています。侵攻の抑止として支援艦隊と多数の戦闘機を配備し、11月3日から3日間にわたり1万人以上の大規模な合同演習を行っていました。

参考元：ABC News Network・The Guardian・The New York Times・The Associated Press.