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2024年に行われる次期大統領選で民主党の指名候補を目指していたロバート・ケネディ・ジュニア氏は9日、自身が主催した集会にて無所属での出馬を表明。同氏は1963年に暗殺されたケネディ元大統領の甥(おい)にあたり、高い知名度と好感度を武器に与野党陣営に影響を与えることが予想されます。
ロバート・ケネディ・ジュニア氏はペンシルベニア州フィラデルフィアで演説を行い、「バイデン大統領とトランプ氏の好感度は各党の支持層で計られた数値であり、決して国民の希望を反映したものではありません。私は未来のアメリカを見据えて2大政党から離脱し、無所属候補として大統領選に立候補します」とコメント。多方面で混乱を招き、国民を分断させた両党の責任は大きいと批判しました。
また、最新の世論調査ではバイデン大統領(民主党)とトランプ氏(共和党)を含めた3者の争いとなった場合、14%の市民が「ケネディ氏を支持する」と回答。トランプ氏は33%、バイデン氏は31%と拮抗する中、無所属からの出馬を表明したケネディ氏に期待と注目が高まっています。
一方で複数の政治アナリストは、「トランプ氏の支持率は50%に至りませんが安定が続いています。しかし多くのトラブルを抱えているため、今後の判決により求心力を失うかもしれません」と指摘。バイデン氏は現在80歳でトランプ氏も77歳と高齢のため、69歳のケネディ氏は新たな大統領として魅力的に映るだろうと世論を分析しています。さらに、「ケネディ氏はバイデン政権が推進する新型コロナウイルスワクチン接種に反対しているため、すでに一定の共和党員から支持を得ている面も選挙戦でプラスに作用するでしょう」と説明。期日まで1年あまりとなった大統領選挙に向けて、与野党の代表選出と各候補者の支持率が注目されます。
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