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アメリカ政府は18日、長年にわたりイランで拘束されていた5人の米国市民が解放されたと発表。これに伴い政府はイラン側が韓国の銀行で保有していた60億ドル(約8,800億円)に上る資産凍結を解除し、全額をカタールの首都ドーハへ移すことを認めました。解放をきっかけに両国間で交渉が難航する核合意の立て直しに向けて、協議の進展につながるか注目されます。
イランで拘束されていた5人のアメリカ市民は報道関係者や自然保護活動家らで、スパイ容疑の疑いで有罪判決を受けていました。ホワイトハウス高官は、解放に向けた具体的な交渉を昨年2月から頻繁に行ってきたと報告。一方のイラン側は「アメリカで拘束されている我が国民の解放を求める」と主張し、両国ともに“5人の囚人交換”で合意に至ったと説明しました。交渉はカタールの仲介による間接的な協議が中心で、合意までに少なくとも10回以上の話し合いが行われたとみられます。
解放された5人はテヘランからドーハへ移動し、18日にチャーター機で首都ワシントンへ到着。バイデン大統領と政府高官に迎えられ、収監に対する慰労と祝福の言葉を受けました。バイデン氏は会見で、「無実の罪で拘束された5人は長年にわたる苦痛と不安に耐え、今日ようやく帰国の途に就きました。イランで受けた苦しみは想像を絶するものであり、不当な拘束に関与した機関を決して許すべきではない」と強い口調で非難。イランのマフムード・アフマディネジャド元大統領と情報省を、新たな制裁対象に加えたと述べました。
解放された米国市民のシアマク・ナマジさんは、「皆さんの協力と働きかけにより、やっと自由の身になることができました。私たちを救出するため非常に困難な決断を下し、政治よりも国民の命を優先した大統領とアメリカ政府に心から感謝を申し上げます」とコメント。帰国の実現に嬉しさを滲ませ、バイデン氏の功績をたたえました。
参考元:BBC NEWS
更新日 : 2024年5月4日
更新日 : 2024年5月3日
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