ハワイ州マウイ島の山火事による死者80人に 未だ1,000人の住民が行方不明

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ハワイ州マウイ島の山火事による死者80人に 未だ1,000人の住民が行方不明

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ハワイ州マウイ島で発生した大規模な山火事による死者は、11日夜の時点で80人に上り未だ1,000人の住民と連絡が取れていないと群政府が発表。地元警察は米国政府の協力を仰ぎ、遺体探知犬を導入するなど全力をあげて捜査にあたると述べました。また、ハワイ州緊急事態管理庁は10日夕方、約1万5,000人の観光客が空路でマウイ島を脱出したと報告。累計3万人が島外へ避難する見込みで、観光客らに当面のあいだマウイ島への渡航を控えるようあらためて要請しました。
ハワイ緊急事態管理庁は11日午後9時50分、「懸命な消火活動によりラハイナ市街は100%鎮火した」と報告。警察は引き続きラハイナがあるマウイ島西側への立ち入りを制限しており、該当地域への連絡は電話ではなくSNSやテキストメッセージを利用するよう呼びかけています。
ハワイ州のジョシュ・グリーン知事は10日の会見で、「ハワイの歴史上において最悪の自然災害である」と沈痛な面持ちで犠牲者を悼むコメントを発表。知事はあらためて自然災害の脅威を強調し、市民に対し台風や火災などへの備えと注意を呼びかけています。
一方、今回の山火事により被害を受けた住民や観光客らは、「非常事態を知らせるサイレンも聞こえず、避難準備を行う時間がほとんどなかった。迫りくる炎や街中で響く爆発音に恐怖を感じ、初めて自分が危険に晒されていると認識した」とコメント。さらに、「ラハイナの沿岸部は火の回りが早く、深刻な状況のなかで避難の判断を強いられた。車で避難を試みたが道路が塞がれていたため、海へ飛び込んだ住民も見受けられた」などと口々に説明。炎と煙から逃れるため少なくとも12人の市民が海へ飛び込みましたが、全員が救助されました。
ハワイ島では1690年に大規模な津波が発生し、ホノルルに次ぐ第二の都市ヒロで61人が死亡する惨事も報告されています。

参考元:INDEPENDENTCNNABC News Network