アメリカ・イリノイ州の高速道路で70台以上の車が衝突し7人が死亡　37人が入院

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現地時間の5月1日、中西部イリノイ州の高速道路で70台以上の車が絡む衝突事故が発生。これまでに7人の死亡が確認され、37人の入院が報告されました。事故が起きたモンゴメリー郡ファーマーズビルはルート33沿いにある農村地帯で、スプリングフィールドから南に約40キロの場所にある小さな街です。強風によって農地の土が舞い上がり視界不良の状況であったと地元警察は説明。猛烈な砂嵐によってドライバーは前方が見えず、NWS(国立気象局)の観測によると当時は時速60キロメートル近い突風が吹いていました。この事故で幼児から80代の市民が負傷し、昨日までに6人の死亡を確認。本日の捜査ではウィスコンシン州に住む88歳の女性が遺体で発見されました。
事故は午前11時頃に発生し、ファーマーズビル北にある州間高速道路55号線における2マイル(約3.2キロ)の区間に沿って72台の車両が次々と衝突。大型トレーラー2台を含む複数の車が炎上し、モンゴメリー郡緊急事態管理局は事故の被害を受けた車はおよそ90台に上ると報告しました。事故の調査を担当するイリノイ州警察のスターリック氏は、「凄まじい砂嵐による視界不良が原因で、多くのドライバーと同乗者が負傷した。大半の車は破損がひどく、路肩に山積みとなった車両が衝突の激しさを物語っている」とコメント。また、6人の死者は北向きの車線で発見され、ほか1人は少し離れた南向きの車線で死亡が確認されました。
事故が起こった高速道路は2日の朝から通行再開となり、地元警察は引き続き詳しい調査を進めています。

参考元：Cable News Network、NBC NEWS