ハワイ・マウイ島「イアオ渓谷州立公園」が5月1日より運営を再開 州外からの入場者は事前予約が必須に

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ハワイ・マウイ島「イアオ渓谷州立公園」が5月1日より運営を再開 州外からの入場者は事前予約が必須に

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マウイ島のイアオ渓谷州立公園(Iao Valley State Monument)を管理するDLNR(ハワイ州土地自然資源局)は、9か月にわたる斜面安定化の工事が完了したと報告。5月1日より運営を再開し、今後は混雑緩和を目的として州外からの入場者にオンラインでの事前予約を求める方針です。
ハワイで事前予約が必要となる観光地はカウアイ島のハエナ州立公園、マウイ島のワイアナパナパ州立公園、オアフ島のダイヤモンド・ヘッド州立記念碑、オアフ島のハナウマ湾自然保護区に次いで5例目となります。DLNRはハワイを訪れる観光客の増加を見据えて、マウイ島のマケナ州立公園も同様の事前予約システムを導入する予定です。なお、ハワイ州在住の市民は上記全ての公園への入場に際して事前予約を不要とし、駐車場の料金も無料となります。
イアオ渓谷州立公園への入場予約は専用サイトのチケットタイプより「入場のみ」または「駐車場と入場」を選択し、訪問日・人数・時間を指定のうえ氏名・住所・携帯電話番号・Eメールアドレスなど必要事項を入力してください。
イアオ渓谷はマウイ島で最も有名なランドマークで、自然の浸食により形成された景観は「太平洋のヨセミテ」と称され市民や観光客に親しまれてきました。標高は671メートル、高さ約370メートルのクカエモク(イアオ・ニードル)は古くから崇高な場所として今もその姿を遺しています。イアオ渓谷は1790年にカメハメハ大王がマウイ軍を破りハワイを統一した「ケパニワイの戦い」の舞台となり、先住民にとって深い思い入れがある聖地として伝承されてきました。(イアオはハワイ語で“光の神”の意)
5月1日の再開に際しDLNRは、「事前予約システムの導入により混雑が緩和され、自然遺産の保護にも繋がる」と説明。園内にはイアオ・ニードル展望台へ向かうハイキングコースや植物園を周回する舗装道路がありますが、豪雨により地盤が緩んだ補修工事のため昨年8月より閉鎖が続いていました。4月中旬からの再開を目指していたところ、相次いだ天候不良により延期を決定。一方で新たな駐車場が完成したと報告し、再開に向けて準備を進めています。
DLNRのアラン・カーペンター氏は、「イアオ渓谷州立公園には年間およそ50万人の観光客が訪れていますが、うち25%はハワイ在住の市民です。駐車スペースを拡張したことにより、ハワイ市民は今後も予約をせずにゆったりと散策を楽しむことができるでしょう」と述べました。
駐車料金は1台につき10ドル・入場料は1人5ドルで、再開後も従来と同じ料金が適用されます。開園時間は午前7時から午後6時まで、最終入場は午後4時30分となります。

イアオ渓谷州立公園(Iao Valley State Monument)の基本情報
開園時間:午前7時~午後6時(最終入場時間は午後4時30分)
休園日:不定休
入園料:ハワイ州外の訪問者は1人につき5ドル(3歳以下は無料)
駐車料金:ハワイ州外の訪問者は1台につき10ドル(観光バスなど商用車を除く)
※ハワイ州民は運転免許証やIDカードなどの提示により、入園料と駐車料金が無料となります

参考元:DLNRDLNR(Iao Valley State Monument)