モンタナ州上空に中国の偵察用気球 数日前からアメリカ領空に飛来し米軍機が追跡中

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モンタナ州上空に中国の偵察用気球 数日前からアメリカ領空に飛来し米軍機が追跡中

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アメリカ国防総省は2日に緊急会見を行い、中国の偵察用気球とみられるスパイバルーンをモンタナ州上空で発見したと発表。バイデン大統領へ報告し撃墜を検討しましたが、地上に破片が飛散する恐れがあるため見送ったと述べました。
政府高官によると気球は無人とみられ、数日前にカナダ国境に近いモンタナ州の米空領域に飛来したと説明。民間航空路のはるか上空を移動し、現在も米軍機が追跡を行っています。アメリカ政府は中国のスパイバルーンと断定し、複数のルートで中国側に詳しい説明と具体的な対応を求めたとコメント。領空侵犯にあたる行為として強い懸念を示しました。
モンタナ州のマルムストロム米空軍基地には核ミサイルが配備されており、高官は中国側が偵察を目的としてスパイバルーンを飛行させたと指摘。「領空から情報収集を行う行為は断じて許されない」として、厳重に抗議する構えをみせています。大きさや機能など詳細については明言を避けましたが、中国の人工衛星と比べ偵察能力は低いとの見解を示しました。
国防総省は過去数年にわたり、中国製とみられる同様の気球を確認したと報告。同省のパット・ライダー報道官は声明で、「モンタナ州上空を飛来中のスパイバルーンは、軍事的かつ物理的な脅威を地上へ与えるものではない」と発表しました。

参考元:USA TODAYABC NEWS