アメリカ下院議長選15回目の投票で決着 共和党マッカーシー氏が就任

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アメリカ下院議長選15回目の投票で決着 共和党マッカーシー氏が就任

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3日から行われたアメリカ下院議長選は、15回目の投票で共和党マッカーシー院内総務の就任が決定。10回以上の投票が繰り返される異例の事態は、4日目でようやく終止符を打ちました。
アメリカ下院は昨年11月の中間選挙で野党・共和党が多数派を獲得。新たな議長としてマッカーシー氏の就任が有力とされていましたが、保守強硬派の一部議員が造反したことで過半数の支持を得られず難航が続いていました。3回目の投票が行われた3日夜、共和党のトム・コール議員が4日正午まで休会を提案。民主党の賛成を得て休会となりましたが、6日に行われた13回目の投票でも決着せず3日間にわたり下院議会の混迷が報じられました。
マッカーシー氏に反対する主な勢力は保守強硬派の「フリーダム・コーカス」に所属する共和党議員で、20人が造反を表明。3日夜から共和党幹部らは造反議員と交渉を行い、6日時点で14人の議員がマッカーシー氏への支持にまわりました。休会を繰り返した7日、15回目の投票で同氏は過半数の216票を獲得。正式に議長に選出されましたが、バイデン政権との対立を強める姿勢を示していた共和党は内部の統制が懸念されます。
マッカーシー氏は就任決定後の会見で、「我々は大きな前進を遂げました。今回の事案によって共和党は団結し、今後も躍進を続けます」とコメント。保守強硬派の議員らを要職に起用し、現職議長の解任請求に応じるなど大幅な譲歩があったと推測されます。

参考元:Cable News Network