サウスウエスト航空にアメリカ国内から批判が相次ぐ 5日間で1万4,500便が欠航

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サウスウエスト航空にアメリカ国内から批判が相次ぐ 5日間で1万4,500便が欠航

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アメリカ全土を襲った猛烈な寒波は次第に落ち着きを見せていますが、相次いだ欠航や遅延により空港では今も混乱が続いています。大手LCCのサウスウエスト航空は23日からの5日間で1万4,500便以上が欠航となり、事態を重く見たアメリカ運輸省は同社の調査に乗り出しました。
21日から続いた冬の嵐は28日に弱まり、各地の天候は回復に向かっています。しかし、空港はこれまで降り続いた大雪や滑走路の凍結などの影響で遅延と欠航が続出。27日はおよそ3,000便が欠航し、うち8割以上がサウスウエスト航空によるものです。
DOT(アメリカ運輸省)のブティジェッジ長官は同社に対し、「相次いだ欠航は天候不良だけでなく、旧式のシステムと人員不足が大きく起因している」と指摘。
運航スケジュールが破たんし企業体制を容認できないとして、同社の経営陣を強く批判しました。
サウスウエスト航空のボブ・ジョーダンCEOはビデオメッセージで、既存のシステムを刷新する必要があるとコメント。チケットの返金や予約変更手続きを無償で行うと述べ、利用者と従業員に陳謝しました。同社の拠点であるダラス・ラブフィールドやシカゴ・ミッドウェイ空港では乗客が預けた荷物が散乱し、スタッフは引き渡しとクレームの対応に追われています。
ブティジェッジ氏は今後も原因の調査を進め、顧客への返金に不備があった際は同社へ罰金を科すと説明。27日の会見で、「悪天候の期間中に搭乗できなかった乗客に対し、各航空会社はホテル代や食事代などの費用を負担すべき」と述べました。
一方、アメリカン航空やデルタ航空など北米の主要航空会社は通常ダイヤの回復に努めるとし、予約変更手続きを無償で行っています。

参考元:REUTERSCable News NetworkBBC NEWS