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【アメリカ国内の新型コロナウイルス最新情報はこちら】
FDA(アメリカ食品医薬品局)は11月30日、製薬大手イーライリリー社の新型コロナウイルス抗体薬「ベブテロビマブ」の緊急使用承認を取り下げたと発表。現在、感染の主流となっているオミクロン株の変異型「BQ.1」と「BQ.1.1」への有効性が期待できない点を理由に挙げています。同社と販売卸売店はFDAから正式な通知があるまで販売を中止するとコメント。アメリカ政府も11月末を以て、同薬の受注を停止しました。
ベブテロビマブは今年2月にFDAより緊急使用許可を取得。英国グラクソ・スミスクライン社が開発した「ソトロビマブ」と同様の点滴薬です。アメリカ市場では新型コロナウイルスの抗体薬として医療機関で用いられてきましたが、わずか9か月で生産中止となりました。現時点におけるアメリカ国内の新型コロナウイルス治療薬は、ファイザー社「パクスロビド」、メルク社「ラゲブリオ」、ギリアド・サイエンシズ社「ベクルリー」の3種類のみ有効とFDAは説明。アストラゼネカ社のモノクローナル抗体薬「エブシェルド」と、回復期の一部患者向けに処方される血漿(けっしょう)治療薬も継続使用が認められます。
一方、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)は、アメリカ国内における新型コロナウイルスの症例のうちオミクロン変異株派生型が占める割合はおよそ57%に上ると発表。政府とCDCは9月よりオミクロン株変異型に有効な改良型ワクチン(2価ワクチン)の接種を強く推奨していますが、接種率は停滞が続いています。
12月1日時点におけるアメリカ国内のワクチン接種率は1回目80.5%、2回目68.8%、3回目56.3%で、約6億5,528万回の接種が行われました。
参考元:Bloomberg
更新日 : 2024年5月18日
更新日 : 2024年5月17日
更新日 : 2024年5月15日
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