【最新】アメリカ中間選挙　与党・民主党が上院議会で過半数を獲得し主導権を維持

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アメリカの中間選挙は12日午前9時を回った時点で、与党・民主党が上院議会で過半数の議席を獲得。バイデン大統領が率いる民主党は今後2年間にわたり、主導権を維持する見通しとなりました。
現地時間8日に行われた上下両院の連邦議会における中間選挙は、上院100議席のうち35議席と下院の435議席すべてが改選され現在も開票作業が続いています。
激戦となった西部ネバダ州の上院議員選挙は、民主党のキャサリン・コルテスマスト候補が共和党の新人アダム・ラクサール氏を抑えて議席を獲得。コルテスマスト氏の当選により、民主党は定数100議席の半数となる50議席を確保しました。
なお、野党・共和党はこれまでに49議席を獲得。12月6日に最後の1議席をめぐり南部ジョージア州で決選投票が行われますが、結果を待たずに民主党は主導権の維持が確実となります。
今後は下院における勝敗の行方が、政権運営の焦点になると専門家は指摘。予想以上に苦戦を強いられている共和党トランプ氏の求心力が低下したとの見方もあり、今回の選挙結果は2年後の党内代表選出にも影響を及ぼすと予想されます。

民主党の上院トップ「国民にとって素晴らしい結果」
与党・民主党が上院議会で主導権を維持する見通しとなり、民主党のシューマー上院院内総務は会見を開催。「素晴らしい結果となりました。私は再び多数党のリーダーとして国民のために尽くします」と述べ、支持者と支援団体に謝意を表しました。

バイデン大統領「今後2年にわたる政権運営に自信」
バイデン大統領は訪問先のカンボジアで記者団に対し、「今回の選挙結果に驚きはないが、上院議会での勝利が確実となりとても嬉しく思います」とコメント。今後2年にわたる大統領としての政権運営に自信を示し、インフレ対策や中国との関係改善に注力する意向を強調しました。

下院議会は残り11議席で民主党の巻き返しが焦点
下院の総数は435議席となり、現時点で民主党210人・共和党214人が当選。残り11議席が開票待ちとなっています。与党・民主党の過半数獲得にはプラス8議席が必須となり、野党・共和党との熾烈な選挙戦の結果は数日後に判明する見込みです。

参考元：BBC NEWS・CBS NEWS