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現地時間の6月3日、バイデン大統領は国内で余剰となった新型コロナウイルスワクチンを諸外国に提供すると発表。今月内に少なくとも8,000万回分のワクチンを提供する計画を発表し、先駆けて約2,500万回分をインドやブラジルに送る意向を明らかにしました。ほかにも同盟国である韓国や台湾にワクチンを提供するとしています。
バイデン氏は約2,500万回分のうち、約1,900万回分をWHO(世界保健機構)と国連が支援する“COVAX”を通じて提供するとコメント。インドなど南アジア諸国に約700万回分、ブラジルなど中南米諸国に約600万回分、ウガンダなどアフリカ諸国に約600万回分を送ると発表しました。また、残り約600万回分は同盟国や近隣諸国に政府が直接送ると発表。隣国のカナダやメキシコ、同盟国の韓国、深刻な被害を受けたパレスチナのヨルダン川西岸とガザ地区、東欧のウクライナなどを挙げています。
バイデン大統領は声明で、「世界中でパンデミックが続く限り、国民は本来の力を発揮できない。パンデミックを終息させるため、アメリカは無償で諸外国にワクチンを提供します」とコメント。状況を改善するためには強い指導力が不可欠だと述べ、ワクチンの供給を通じて諸外国を支援する方針を示しました。
中国やロシアが積極的にワクチンを供給するなか、アメリカ政府は各国に対し国際的な主導力を示す狙いがあるとみられます。
アメリカではワクチン接種希望者が減少したことにより、国内で多くの在庫を抱えています。政府は今年4月、余剰となっている6,000万回分のアストラゼネカ社製ワクチンを他国に提供すると発表。さらにファイザー社製、モデルナ社製、ジョンソン・エンド・ジョンソン社製2,000万回分のワクチンも追加すると述べ、合計8,000万回分のワクチンが今月内に供給される見込みです。
更新日 : 2024年1月20日
更新日 : 2023年12月24日
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