ダレス国際空港 CBPの専門チームが発見した海外からの持ち込み禁止物を公表

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ダレス国際空港 CBPの専門チームが発見した海外からの持ち込み禁止物を公表

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バージニア州スターリングに拠点を置く米国税関国境警備局(CBP)では、米国の安全を守るため海外から訪れる渡航者の手荷物検査を行っております。中でもCBP農業専門チームの活躍が注目されております。あらゆる農作物・植物・動物に関する専門知識を備えた職員が、米国内への持ち込みが禁止されている物品の監視を続けています。CBPの農業専門チームは今年ワシントン・ダレス国際空港にて発見された物品の持ち込み事例を公開しました。その一部をご紹介します。

1月6日

日本から到着した米国市民の手荷物の中に日本ではお馴染みの盆栽を発見しました。盆栽は日本で亡くなった父の住居内にあったものであると説明されました。CBPの農業専門チームは盆栽を預かり、米国農務省の植物検査所に検疫を依頼しました。検疫の結果、米国内への持ち込みが禁止されている種子を含んでいると判断されたため、父親の形見である盆栽は植物検査所に引き取られることになりました。

1月25日

CBPの農業専門チームの中で一際活躍しているのが探知犬の“ビーズリー”です。ビーズリーはドイツから到着したチュニジア人の手荷物に反応を示しました。中を調べたところ米国への持ち込みが禁止されている牛肉の加工食品が発見されました。米国では肉類の加工物について持ち込みを禁止しているため、この食品はその場で没収されました。

1月28日

ベトナムからワシントン・ダレス空港に到着した旅行者は手荷物の中にカップ麺25個を所持していることを申告しました。CBPの農業専門チームが大量のカップ麺の蓋を開けて調べたところ、1.1kg以上のポークソーセージを発見。カップ麺と申告していた食品は豚肉の加工物であることが判明したため、食品は没収され廃棄処分になりました。ベトナムから訪れた旅行者は罰金の支払いと厳重な注意を受けました。

「豚肉や牛肉などの加工食品を持ち込むケースが後を絶ちません。こうしたケースは米国だけでなく、世界各地の国際空港で毎日起こっていることでしょう」とCBPボルチモアフィールドオフィスのディレクターであるCasey Durst氏は述べました。
米国では肉類を加工した食品以外にも根を持つ植物や種子、泥や土が付着した植物や農作物の持ち込みも禁止されています。特に食品と植物の持ち込みについては厳重な検査が行われています。これらの物品を空港に持ち込まないよう関係者は注意を呼び掛けています。

参考元 : U.S. Customs and Border Protection
https://www.cbp.gov/newsroom/local-media-release/dulles-cbp-agriculture-specialists-continue-intercept-potential-threats