アメリカ・ニューヨークの地下鉄で衝突事故が発生し市民に影響 乗客ら26人が負傷

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アメリカ・ニューヨークの地下鉄で衝突事故が発生し市民に影響 乗客ら26人が負傷

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1月4日午後3時ごろ、ニューヨーク市内の地下鉄で一般列車と作業用電車が衝突し脱線する事故が発生。乗客ら26人が負傷しましたが、死者や重症者は報告されていません。事故現場はマンハッタン北西部のセントラルパークに近いアッパーウェストサイド96丁目駅で、当時は双方の車両におよそ300人が乗車。事故の影響で大半の区間は運行を停止していましたが、5日午後より一部で運転を再開しました。
MTA(ニューヨーク州都市交通局)は会見で、「何者かが緊急停止ボタンを押して作業用電車を線路の切り替えポイントで停止させたところ、後方から走行してきた一般列車と衝突し脱線を招いた」と説明。警察と消防は人為的なミスと見て調査を進め、乗客や作業員からの証言をもとに詳しい原因を調べています。
事故に遭った乗客の男性は、「衝突した瞬間は何が起こったか分からず車内はパニックに陥りました。地下鉄は逃げ場がないため、事故やテロ行為への対策を十分に講じてほしい」とコメント。また、事故から一夜明けた5日夜に地下鉄を利用した女性は、「ダイヤの乱れで楽しみにしていたバスケットボールの試合観戦に遅れました。市街から会場への移動手段は地下鉄しかなく、振替輸送がない交通局の対応に落胆しています」と述べました。
4日の事故発生より1~3系統の地下鉄はダイヤに大幅な遅れが生じ、96丁目からグランド・セントラル42丁目までの間は現在も運行を停止しています。1系統と3系統は5日午後5時より段階的に復旧し、2系統は他の線路を利用して臨時ダイヤで運行を再開しました。MTAは衝突した列車の撤去作業を進めていますが、現時点で完全復旧の目途は立っていません。

参考元:The New York TimesABC NEWSCBS NEWSBloomberg